ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

Kirinji『Killer Tune Kills Me feat. YonYon』。

 

毎月 Spotify のリストの中から一番聴いた曲を紹介しています。先週から風邪で寝込んでたんですが、そのときこの曲の歌詞がぐるぐる頭をめぐってうなされてました。まるで呪詛のようだ。いやいや Kirinji のこの曲が悪いわけじゃない。たぶん音楽の聴き方を考え直す時期にきてるのかもしれない。難しいな。

 

 

ジャニーズの歴史的名曲 10選。後半

 

ジャニー社長の容態が発表されました。くも膜下出血での緊急入院だったそうです。表に出てくる人ではありませんが、元気になった姿を一度くらいは見たいな。ジャニーズの名曲10選の後半に参ります。この10曲は私が好きな曲を選んだわけではありません。ジャニーズの歴史を調べた上で考えた結果です。ご覧ください。前半はリンク先にあります。 https://hanoisan.hatenadiary.jp/entry/2019/06/23/011039

  

1.  Never My Love    / ジャニーズ(1966年、未発表)

2.  男の子女の子      / 郷ひろみ(1972年)

3.  よろしく哀愁      / 郷ひろみ(1974年)

4.  スニーカーぶる〜す近藤真彦(1980年)

5.  荒野のメガロポリス光GENJI(1990年) 

6.  がんばりましょう  / SMAP(1994年)

7.  硝子の少年     / KinKi Kids(1997年)

8.  世界に一つだけの花SMAP(2002年)

9.  One Love       / 嵐(2008年)

10.  Shake it baby      / Kis-My-Ft2(2012年)

 

郷ひろみSMAPで4曲も入りました。でも外せないんですよ。理由を書いておきます。この10曲以外で絶対に入れないといけない曲はあるかな? 新しい曲がここに入ってくることを願っているんですけど。

 

 

6.  がんばりましょう / SMAP(1994年)

90年代に入り、ジャニーズ事務所に2度目の冬がきます。J-POPにミリオンセラーが続出した1991年、SMAPのデビュー曲は15万枚と寂しいものでした。そこで次のシングルから路線変更に入ります。『正義の味方はあてにならない』でヒーローの不在を歌い(木村拓哉の結婚&ドラマで伏線回収)、さらに『心の鏡』で事務所の方針転換を示します。簡単に言うと、ガラスのような繊細な少年の心が壊れて大人になっても、輝き続けるという歌詞。つまり、少年アイドル専門で繁栄してきたジャニーズ事務所が、創立30周年にあたる1992年からは大人のアイドル、もしくは国民的スターの輩出に方針転換したのです。そして、その成否はSMAPにかかっていました。

 

1993年、フジテレビ「月9」ドラマ出演をきっかけに木村拓哉の人気に火がつきます。SMAP『$10』がヒット、翌年メンバー主演映画『シュート!』の主題歌『Hey Hey おおきに毎度あり』がオリコン1位を取って冬の時代を終わらせます。そして決定打となったのが『がんばりましょう』の70万枚を超える大ヒットでした。この曲の歌詞はSMAP結成時に与えられたコンセプトが関係していました。「平成のクレージーキャッツ」です。SMAPは笑いと音楽の両方できるグループを目指して結成されたのです。右肩上がりの時代は終わり、日本は下り坂。そんな時代でも肩の力を抜いて、コツコツ毎日がんばりましょうという脱力系労働歌になっています。この曲でSMAPは若い男性会社員にも聴かれる新しいアイドル像を完成させたのでした。

 

 

7.  硝子の少年 / KinKi Kids(1997年)

SMAPの次に人気が爆発したのが KinKi Kidsの2人でした。野島伸司脚本のドラマ『人間・失格』(1994年)の出演で全国に人気が広がります。そして、待ちに待ったデビュー曲が3年後に発売されます。2人の人気はデビュー前にも関わらず武道館、横アリ、大阪城ホールを満員にするほどでした。(ジャニーズとしては)当然のデビュー曲ミリオンがノルマでした。そのミッションを請け負ったのは、日本を代表するミュージシャン山下達郎と、近藤真彦デビューでミッションをクリアした作詞家の松本隆でした。

 

この時、キンキらしい明るい曲ではミリオンに届かないと感じた山下は、一旦完成しかかった曲を置いて、別の曲を作ります。それはキンキファンの娘と、かつてジャニーズファンだった母とを結びつける懐かしさも感じさせる曲でした。松本はその曲に『硝子の少年』というタイトルを与えます。「硝子」は光GENJI『ガラスの10代』でもわかるように、繊細な少年の心を表す80年代ジャニーズのシンボルとも言える言葉でした。過去との繋がりはジャニーズファン以外にも届いたようです。ミリオンを軽く突破し179万枚を記録しています。「アイドルなんかに熱狂してないで勉強しなさい」という時代は過ぎ去り、母娘でアイドルを応援する時代の幕開けとなりました。

 

 

8.  世界に一つだけの花SMAP(2002年)

ブレイクして以降のSMAPは90年代を通して絶好調。バラエティ番組『SMAP✖️SMAP』やライブを中心に、ファンを楽しませ続けます。しかし、2000年に事件が起こります。人気を牽引してきた木村拓哉工藤静香と結婚。号外が出るほどの大ニュースでした。翌月、木村の主演ドラマ『HERO』が放送されます。その視聴率が初回から1度も30%を割ることのない大成功。アイドルとして人気を急落させかねない結婚で、逆に高齢者世代にも話題となり、SMAPはそれ以降国民的アイドルと呼ばれるようになりました。

 

しかし、結婚したタレントがいるグループをトップにしておくジャニーズではありません。世代交代をスタートさせます。2000年には、木村の結婚報道で流れまくる『らいおんハート』というミリオンヒットがあったSMAPは、それ以降売るためのシングルを出さなくなるのです。約1年ぶりに発売された『Smac』はデビュー10周年記念のシングルでしたが、過去曲の歌詞の断片が並べられたファンのみに向けられたシングルで売上枚数は22万枚と急減します。そして、2002年に後輩グループ嵐が、彼らのためにレーベル J Stormでリスタート。SMAPから嵐へという流れが起こります。しかし、ここでSMAP最大のヒット曲は誕生したのです。アルバム収録曲『世界に一つだけの花』は世界平和を願うSMAPが王として君臨する国の国歌でした。それはジャニーズ史上最大のヒット曲となりました。

 

 

9.  One Love / 嵐(2008年)

なかなか頭角を表さない嵐でしたが、2005年あたりから風向きが変わります。松本潤がドラマ『花より男子』の道明寺役で出演し、これがシリーズ化。2006年、二宮和也クリント・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』に出演。嵐への注目が集まって行きます。2007年には初の東京ドーム公演を行い、2008年ついに5大ドームツアーを行います。ここで大きな発表がありました。アジアツアーに加えて国立でのライブが発表されたのです。それはジャニーズの大事件でした。

 

2005年、国立において単独公演として初めてライブを行ったのがSMAPでした。2006年も続けてライブを行いますが、2007年は行わず、2008年にライブを行ったのが嵐だったのです。それは王位がSMAPから嵐に移譲される儀式でした。そこで歌うために用意された曲が嵐の国の国民に百年の愛を誓う国歌『One Love』でした(映画『花より男子F』主題歌)。その後数年はテレビ視聴率で苦戦もしますが、その時期を抜けて安定政権となっています。しかし、2016年のSMAPが解散から数年が経った2019年1月、嵐も年内での活動休止を発表します。嵐から次のグループへ、王位は移譲できるのか?

 

 

10.  Shake it baby / Kis-My-Ft2(2012年)

2010年、J-POPに黒船がやってきます。それまではアジアの音楽をリードしてきた日本でしたが、勢力図が激変するのです。K-POPの女子アイドルグループ KARA が日本デビューし、ヒットを記録します。翌年には少女時代も日本デビュー。2011年末のNHK紅白では、KARA、少女時代、東方神起と3組ものK-POPグループが出演します。また、少女時代は翌年、アルバムでミリオンセラーを達成。特に女性を中心に韓国に憧れる層が急増します。これはサウンドクオリティでK-POPが J-POPを上回ったために起こったものです。海外ミュージシャンを楽曲制作で起用し、世界に通用するサウンドK-POPは目指しました。

 

J-POPを代表するヒットメイカー、ジャニーズもEDMに対応する必要があったはずです。しかし、HIPHOP、そしてその流れにあるR&Bに馴染みのなかった経営陣は、K-POPの躍進を一過性のものと見てしまったようです。しかし、その中で Kis-My-Ft2 のこの曲だけは十分に K-POPに対抗できるものでした。キスマイが所属するエイベックスが韓国とも関係の深いレコード会社だから実現できたのかもしれません。正直、2019年現在も、ジャニーズは世界標準のサウンドを達成していません。ジャニーズJr. にはラップもかなりやらせているので、今後デビューするグループに期待ですね。

 

 

11. ゴメンネ ジュリエット / 山下智久(2007年、アルバム収録)

ジャニー社長が闘病中なのに、寂しい終わり方はできません。もう1曲選びました。美しい曲ですが、それが選んだ理由ではありません。ジャニーズには『ロミオとジュリエット』関連の曲がいくつかありますよね。田原俊彦とか、Hey! Say! JUMPとかw もちろんシェイクスピアの人気舞台劇ですから、それをモチーフにした曲があってもおかしくないんですけど、それだけじゃないんです。

 

最初のグループ、ジャニーズの結成理由は知っていますか? ミュージカル映画『ウエストサイド物語』を観に行った野球チーム、ジャニーズのメンバーが、僕たちもミュージカルがやりたいと言ったのがきっかけだと言われています。実はその映画は『ロミオとジュリエット』の舞台をニューヨークのストリートに置き換えたものだったのです。ニューヨークにやってきた新旧移民の抗争と悲恋がミュージカルとして描かれています。というわけで、『ロミオとジュリエット』はジャニーズの原点なのです。

 

 

映画『ガス燈』。

 

 月曜日に県庁へ行って5階にある人権課に相談しました。部屋にずっと異臭が送り込まれている件です。話は丁寧に聞いていただきました。ですが「ここでお役に立てることはありません」と言われ、追い返されました。丸の内ビルにある人権相談も同じ言葉をいただき帰されました。それはまだいいのですが、その日以来状況が悪化したのです。

 

相談に行ったときに「部屋ではマスクが外せません」と訴えました。それがまずかったのかも。異臭が酷くなったのです。マスクしてるならもっと酷くても大丈夫だと判断したのか。喉が痛く、それきっかけで風邪も引きました。ゴミ箱のティッシュについた痰が茶色くなっている。怖すぎる。このまま病気になるのを待つしかないのか。

 

 

lyrical school『LAST DANCE』。

 

 

早朝4:00から女子ワールドカップ、なでしこ VS オランダを観てました。圧倒的に相手の方がパワフルで、なんとなく沈んで見えるなでしこでしたが、後半は凄かった。長谷川のゴールもお見事でした。しかし、あの熊谷のPKはかわいそうだよ。今月からルールが変わって、故意でなくても当たったらPKになったそうです。みんな手を狙ってシュートするよね。

 

結果は仕方ないけど、気になるのはメンバーが固定されてたことだよ。籾木はやっと使われて大活躍だったけど、宇津木とか阪口はなぜ使われなかったんだろ? それは男子の方も同じだけど。伊藤達哉かわいそう。

 


ウルグアイ戦も面白かったですけど、エクアドル戦も盛り上がりました。結果は敗退なんですけど、大会前のぼろ負け予想からしたら収穫の多い大会でしたよ。ウルグアイ戦のあと森保監督も涙目だったし。ボロ負け怖くて寝れなかったんじゃない? だってさ、国内2試合もこのメンバーでやるべきでしょう。どう考えても。興行のため仕方なく別メンバーでやったんでしょ。それは監督泣くわな。DAZNがコパのメンバーでやれって命令すればよかったのに(冗談です)。

 

でも、ついに三好がブレイクとか、2戦目で板倉が急成長とか、川島がまたやらかすとかw 最高に面白かった。だけど、そりゃブラジルとの試合観たかったよね。それがないから来年の東京オリンピックのことを考えてしまう(誰か逮捕されて中止になるって話どうなった?)。いやでも、ワールドカップの二次予選が9月5日から始まるのか。対戦相手は7月17日に決まるのか。どんなメンバーでやるかな。

6月23日付 CD シングルBEST 5。

 

作詞家の千家和也さんが亡くなられたようです。この方もアイドル歌謡をつくったレジェンドの一人ですよね。名曲多し。キャンディーズ『年下の男の子』とかもあるけど3曲だけ。『芽生え』を初めて聴いたのは楽天使のミニアルバムだったはず。思い出した。

 

 

今週のアルバムチャート1位は、King&Princeでした。ジャニー社長の容態はどうなんだよ。情報を独占してメディアとの交渉を優位に運ぶ。ジャニーズらしいな。2位がサカナクション、3位が HYDE、他には、ばってん少女隊KREVA、プリンス、Stray Kids、Red Velvet、華Doll、などが登場しています。

 

https://www.oricon.co.jp/rank/coa/w/2019-07-01/

 

今週の1位は、山下智久でした。これはちゃんと聴いてみたい。一方、握手会チャートには、風男塾、BATTLE STREET、マジカル・パンチライン、JG、ザ・コインロッカーズ、などが登場しています。

 

 

◉6月23日付 CD シングルBEST 5。
1位 CHANGE 山下智久(8.4万枚)

2位 優しいあの子 / Spitz(1.5万枚)

3位 アイマス CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 29 クレイジークレイジー(1.8万枚)

4位 アイマス CINDERELLA GIRLS LITTLE STARS! TAKAMARI☆CLIMAXXX!!!!!(1.6万枚)

5位 Invincible Fighter RAISE A SUILEN(1.4万枚)

 

https://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2019-07-01/

 

Hey! Say! JUMPのライブを観に台北に行く。

 

先日も台北に行きました。航空券安いし、ご飯美味しいし、オススメの旅行先ですよ。海外旅行が初めての人はツアーか、友だちと一緒に行くのがいいでしょう。でも、現在はインターネットがあるので、だいたいのことは日本語で調べることができます。バックパッカー的なひとり旅も可能です。その方法を書いておきます。日本で旅行するのとほとんど変わりませんよ。

 

1. パスポートを取る(今から取っておきましょう)

2. 航空券を取る、ホテルを予約する

3. 桃園空港からホテルまで

4. 空港でシャワーを浴びる

 

この4項目でどうでしょう。だいたい感じがつかめるのでは? わからないことがあればその都度「台北、????」って感じで検索すればだいたいネット上に書いてあります。それでは一つ一つ説明して行きます。

 

1. パスポートを取る:パスポート申請で検索。例えば「高知県、パスポート申請」。ネット上に申請用紙があるのでそれに書き込んで、各都道府県のパスポート申請窓口に行ってください。写真やお金が必要だったりするので調べてください。行くかどうかわからなくても日数がかかるので取っておきましょう。

 

2. 航空券、ホテルを予約する:まず航空券。これは航空会社のサイトで直接予約する方法と、Expediaみたいな旅行サイトで購入する方法があります。私は Expediaで酷い目にあったことがあるので、直接予約する方で書きます。

 

どこから飛ぶかにもよりますが、関空からだと Peach や Jetstar、Tigerair が台北・桃園空港に飛んでいます。現在、Peachでどんな感じか調べてみました。

 

行き: 10月5日(土)2:30関西空港発 ➡︎10月5日(土)4:30桃園空港着

帰り: 10月6日(日)24:30桃園空港発 ➡︎10月7日(月)3:50関西空港

 

これわかりますか? 金曜日の深夜に関空から飛び立ち、土曜日に台北で1泊だけして、日曜日の深夜に台北の桃園空港から飛び立つ。これで荷物を7キロ以内、座席指定なしで往復2万円以内で買うことができました。直行便なので2、3時間で到着。たぶん Jetstarも同じような感じだと思います。さらに、この2つの航空会社は毎月セールをやってるので半額ほどで買えることもあります。サイトを覗いてください。

 

例えば、私は現在高知県に住んでいます。ですから、まず高知空港から関空行きの飛行機に乗ります。でもそんなに高くないですよ。セールの時だと3000円ほどで買えます。京都から行くより楽なくらいです。で Peach は第2ターミナルから出発します。無料バスを使って行きます。Jetstarは第1ターミナルです。間違えないように。

 

次にホテル。台北駅から地下鉄で一駅の中山駅付近で探しました。私は agoda というサイトで探しています。8000円ほどで大きめのキレイな部屋が予約できました。少し高いですか? 友人と2人であれば一人4000円ほどで泊まれます。ただし、この付近は既に予約がいっぱい入っているようです。ツインの部屋は満室でした。ホテルで日本語が通じるとか、ライブ会場に行くにも便利な場所だからとか。下の写真のフルーツティーもこの駅付近にあるメレンゲカフェのものです。一人であれば台北駅や西門駅付近で5000円ほどのホテルもあります。わかりやすい場所にあるホテルを選んでください。予約時にチェックインを早くしたいと希望すると、追加料金で早くしてくれる場合もあります。

 

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3. 桃園空港からホテルまで

空港に着くと私はまず wifi を使えるようにします。日本でイモトのwifiを借りてくるのもいいでしょう。スマホ機内モードのままにします。そのままでもネットは使えるので。そうすると国内キャリアのバカ高い料金請求を避けられます。wifiルーターを桃園空港で借ります。1日300円で使い放題って感じですかね。なのでカウンターで wifiルーターTwo Days と言います。そしたら書類に色々書かされます。クレジットカードで支払います。ルーターを返却しないとそこからお金が引き落とされます。ルーターを借りた場所ですぐに起動して、使えるようにしましょう。ただし早朝はお店が閉まってるかも。慣れるまでは日本で借りるのがいいかも。

 

では台北駅に向かいましょう。早朝に着いた場合バスで台北駅に向かうのもいいでしょう。24時間走っているので。でも6:00になれば MRTも走ると思うので、それで行くと40分ほどで台北駅に着きます。各駅と快速があるので快速の方に乗りましょう。少しわかりにくいですが、Expressと表示がでる方が速い方です。チケットを買うのもいいですが、あとあと地下鉄やコンビニの支払いもできる EasyCardを入手したいところです。チケット売り場に案内のおばさんがいたら日本語で教えてくれます。もしくは空港のコンビニでも買えるはずです。

 

台北駅に着いたら、自分のホテルがある場所までどの地下鉄で行くか調べます。事前に路線図を見てメモしておくといいでしょう。ホテルに着いたら荷物を預け、何時にチェックインできるか聞きましょう。そして、朝ごはんを食べに街に出ます。良い旅を!

 

4. 空港でシャワーを浴びる

最終日は荷物を台北駅のコインロッカーなどに預けましょう。そして、ライブが終了してご飯を食べ、空港に向かいます。シャワーを浴びたいですよね? 結構あるそうです。私は使ったことはありません。空港3階にある24時間のモスバーガー付近にも無料シャワーがあるそうです。ちなみに到着時にも受託荷物を受け取る場所あたりに無料シャワーがあるそうです。検索してください。桃園空港は深夜も人がたくさんいるので安全です。ご飯も食べれます。とりあえずこんな感じで。

 

映画館の音響をテレビ型からサイバースペース型に切り替えよう。1

 

ライブハウスより映画館の方がいい音なのではないか?と考え、いくつか映画を観てきました。結論から言うと、それほどよくなかったって感じです。これはもちろん観た映画にもよるんです。当然ですよね。例えばファレル・ウィリアムスが音楽を手がけた『ドリーム』とか、黒沢清監督『散歩する侵略者』も音が良くてサントラを買いました。ところが家で聴くとそれほどでもなかった。もちろん悪くはないですけど、映画館でCDを買いたいと思ったときのあのサウンドではなかった。実は Spotify で聴いた音の方が、私には気持ちよく感じるんです。これはリアリティの問題ではないか?

 

 

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

  TOHOシネマズくずはモールドルビーアトモス

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

  台北シネコン(恐らく標準)

『アラジン』

  TOHOシネマズ仙台(IMAX

『MIBインターナショナル』

  ユナイテッドシネマ水戸(標準)

 

 

ゴジラ以外の2つは、サウンドを聴くためじゃなかったら絶対に行きません。『アラジン』はそこそこ面白かったけど。MIBなんて「4」じゃないですか。期待する方が間違ってるw でもこれがサウンド的には一番よかったんです。この Youtube で聴く音は映画館で聴く音よりもいいですね。いっそのこと YoutubeNETFLIXが映画館を作ればいいのかも。

 

でね、こういう指摘があり得ると思うんです。お前が求めている音が特殊であると。映画館の迫力ある音響こそが我々の求める音であると。そうですよね。そうかもしれないです。でもそういう時代は終わりつつある。時代は明らかに私が求める音の方に向かっている。それはリアリティの問題。私たちのリアリティはかつてのようにテレビによって作られるのではない。PCやスマホに向かい、視覚と脳内、サイバースペースで作られるよになっているから。インターネットのない生活なんてもう想像できないもんね。

 

例えば、絵についてもそうですよ。テレビカメラで収めた現実の風景よりも新海誠君の名は。』のデジタル処理されたテカってる風景の方を欲望するというようになった。サウンドも一旦 YoutubeSpotifyなどのプラットフォームを通過したテカった音を欲望する。それに適した音楽が EDMや K-POPです。というわけで映画館はどういう音を志向すべきか? 映画関係者を説得する文章を書こうと思っています。

 

ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)

ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)

 
モダンのクールダウン

モダンのクールダウン

 

 

また東浩紀さんの文章から引用します。これは稲葉振一郎『モダンのクールダウン』で書かれたことを引用してキャラクター小説について東さんが書いた文章です。なので、その本を読んでから書くべきなんですけど。とにかくその部分を引用します。まずはお勉強だと思って次の文章を理解してください。

 

 公共性とは、人間と人間が、共同体的な限界を超えて出会う場所のことである。近代社会もポストモダンの社会も、村落共同体を超えて成立する巨大な組織なのだから、必然的にそのような場所を必要とする。

 そして稲葉によれば、近代文学自然主義的リアリズムも、ポストモダンまんが・アニメ的リアリズムも、まさにその場所を作りだす装置として解釈できる。彼はつぎのように述べている。「リアリズム小説や映画が、「現実世界」と些細なところでしか食い違わない世界を舞台とする理由は、まず基本的には効率の問題で」あり、まんが・アニメ的リアリズムの成立についても同じことが言える。(P61)

 

 自然主義文学の作家は、現実を描くべきだと感じたからではなく、現実を描くとコミュニケーションの効率がよいので、現実を写生していた。同じようにキャラクター小説の作家は、キャラクターを描くべきと感じているからではなく、キャラクターを描くとコミュニケーションの効率がよいので、キャラクターを参照している。(P62)

 

例えば大塚英志によって「まんが・アニメ的リアリズム」という言葉が使われたが、それはラノベに代表されるように、過去のまんがやアニメを想像力の源泉として書かれた作品群のことだった。作品を作るときに、自分の体験を参照するのではなく、自分が観てきたアニメやマンガを参照する。その方がより視聴者にリアリティを持って受け入れられる作品になると作者は感じているのです。

 

わかりますよね。完全なオリジナルを志向するのではなく、かつての作品の断片を組み合わせて新たな作品が作られる。既に当たり前のこととなっています。

 

でこれらの文章を援用して私が言いたいのは、サウンドについても「現実」がそのまま再現されるよりも、一旦サイバースペースというフィルターを通過したサウンドをリアルだと受け止めるようになっているということです。

 

例えば、私が今回のゴジラを観て、一番違和感を持ったのは、ミサイルの爆破音です。普段、私たちはミサイルには遭遇しません。何をもってミサイルをリアルだと感じるのか? これは主に地上波テレビを通してだったと思うんです。ニュースであったり、アニメであったり。しかし、地上波テレビの時代は終わりつつあります。若者がテレビを持っていないというニュースもあります。私の場合も引っ越してからテレビアンテナをいまだに繋いでいません。ネットに繋いで NETFLIXDAZN を観ているのです。なのでいつまでもテレビ世代に合わせた音響で上映してると間違うぞってことです。ああ、NYにでも行って映画館のサウンドをチェックしたいな。