ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

2002年 日韓共催 ワールドカップ。中編

一生懸命ワールドカップ気分を盛り上げるために、過去を振り返っています。釜山2日目。ホテル街を離れ、もう少し落ち着いた感じの連れ込み宿に移動しました。幸運にもそこのおばさんは日本語が話せました。それで前日に知り合った女の子(以下 R ちゃんと呼びます)に電話をしてもらいました。昼に会う約束をしていたからです。しかし、R ちゃんはきのうお店で叱られたようで「もう会いたくない!」と言っています。私自身は「それなら、しょうがないね」と思ったのですが、おばさんは納得しませんでした。電話で激しく怒り始めたのです。恐らく観光客に親切にしなさいとか言ってるのでしょう。1時間後、R ちゃんと日本語の話せる T くんがやってきました。



まずは元気のない R ちゃんのご機嫌をとるところからスタート。少し時間がかかりましたが、そこからは2人のおかげで楽しい時間を過ごすことができました。ご飯も地元の人たちが行くおいしいお店でたべれましたし、釜山の港が見渡せる丘にも連れて行ってもらいました。あとは卓球をしたり、カラオケにも行きました。大学生の頃に戻ったような楽しい時間でした。


釜山3日目の夜、クラブで踊りたいと私は提案しました。ですが、T くんは乗り気じゃありません。前に行ったとき、R ちゃんがドイツ兵に口説かれ、嫌な思いをしたからだそうです。そう言えば釜山は港町だからなのかいろんな国の軍人を見かけました。それでも結局、大きなホテルのディスコに連れて行ってくれました。ですが、そこには若者はいませんでした。おじさんやおばさんたちが、少しいやらしい感じで抱き合っています。T くんは「さあ、踊ってこい」と言いましたが、なかなかそういう気分にはなれません。でも、私はそこにいることを楽しんでいました。ステージでは下着姿のロシア人女性が腰をくねらせていたんですが、バンド演奏とともに あのポンチャック が歌われていたのです。そうか、こういう場所で演奏される音楽だったのかと。



ポンチャックって知っていますか? 4つ打のディスコビートに乗せて、有名な曲のサビだけを次々つないで歌っていく韓国の音楽があるんです。日本では イ・パクサ が少し話題になりましたよね? まだ 韓流ブーム という言葉もない時代です。このときは女性歌手が こぶしを利かせ いい感じで歌っていました。どちらかと言うと『演歌チャンチャカチャン』をディスコビートに乗せた感じという表現の方がわかりやすいでしょうか? わかりにくいですねw R ちゃんが本気で怒り出し、30分ほどで退出しました。高かったと思うんですよ。お金は全部 T くんがだしてくれました。



釜山4日目。R ちゃんが晩ご飯をごちそうしてくれると言って家に招待してくれました。巻き寿司 や 煮物など おいしくいただきました。この日はワールドカップの前夜祭だったんです。テレビで 小泉首相 がブーイングを受けるとこや、チョーヨンピル が歌うところを3人で観ました。R ちゃんは「2人で写真を撮りたい」と言い、T くんが撮影してくれました。帰る時間になり外まででると、2人は送って行くと言って宿の近くまで付いてきました。T くんは「きょうでお別れだ。私たちも働かないといけない。最後にお別れのキスをしろ」と言いました。T くんに「ありがとう」と言って握手し、R ちゃんにキスをしました。ちょっと気持ちを込めたキスだったので、T くんは少し慌てていました。明日からは友人たちも合流して、いよいよアジアで初となる日韓共催ワールドカップが開幕します。(つづく)