まずは敗退した U-20 の論評から。今回は最初のイラン戦でなすすべもなく敗れて、そこから少しは上向いて来たってくらいで終わってしまいました。ユース教授の記事にも書かれているように、技術で負けているわけではなかったと思います。うーん、なにが一番の問題なんだろう？ 実際のところ、清水の 石毛くんを連れて来てれば解決したってのは甘いですか？ チャンスは作れていたんだし。久保くんはキーパーがはかるタイミングとドンピシャでしかシュートを撃ててなかったんですよね。余裕がまったくありませんでした。
しかし、その下の 浅田さんの記事の「poor team」は、ちょっと言い過ぎじゃないですかね？ 飛び抜けた選手がいなかったのは事実ですが、準々決勝のイラク戦でも、そこまでの差はなかったわけですし。それと、過去２大会で U-20 の出場権を獲得できなかったにも関わらず、現在、その世代から世界に出ている選手がいるのはどうしてでしょう？ 地盤沈下してるようにも見えないのですが。まあ、メキシコでの U-17 があまりにも素晴らしかったので、失望の度合いが大きくなった気もします。
◉静かに敗れたU−１９日本代表…なぜ３大会連続世界を逃したのか？（ユース教授）
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20121114-00000022-goal-socc.html
『このチームは立ち上げ当初から声が出ず、練習中もずっと吉田靖監督の声だけが響く状態だった。最初はまだ、コミュニケーション不足からくるものだと思われたが、それは本番のAFC U−１９選手権を迎えても変わらなかった。練習中は吉田監督の声が響き、試合中も劣勢に立たされると下を向く選手が多く、活発な声は挙がらない。「もっと一人一人が世界に行くんだという気持ちを持たないといけなかった。初戦から選手間の声がなかった。自分は声を出すタイプなので、とにかく声を出しました。でも、勝っている状況や、良い試合をしている状況の中では良い声が結構出ているのですが、でも厳しい劣勢の状態になると、誰が声を出すのかという状態になる。誰かが出すというのがはっきりしていません。声が無いのも影響して、リスク管理という面で甘くなってしまう面はある」（DF・岩波拓也） この言葉がすべてを的確に表していた。たかが声、されど声。静かなピッチには闘志は宿らない。球際の激しさも、ロングボールへの対応も、ピッチコンディションの難しさも、声を掛け合い、ピッチ上でのコミュニケーションが出来ていれば、十分にカバーできた。なぜならば、日本はアジアの他のどの国よりも、技術の高い選手をそろえているからだ。能力はあるのに生かし切れない。これは今大会に限らず、ここ数年で敗れたAFC U−１９選手権の３世代すべてに言えることだった。最後のアジア突破となった２００６年は槙野智章を中心に、うるさいくらいに声が出ていた。当時は何とも思わなかったが、今はそれがとてつもなく大きなチームの地であったことを痛感している』
◉３大会連続の屈辱。急速に進んでいる日本サッカーの地盤沈下（浅田直樹）
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2012/11/13/19___split/
『過去２大会、同様に準々決勝で敗れているとはいえ、少なくともグループリーグに関して言えば、日本はアジアにおける優位性を示していた。強豪が集まるグループでも地力を発揮し、無敗の１位通過を果たしていたのだ。ところが、今大会はグループリーグの段階からもたつき、さすがは日本というようなところを、その片鱗すらも見せられずに終わった。「あらゆるカテゴリーを通じて、こんなにつまらない日本チームを見たことがない」と、見るに見かねた、あるＡＦＣ関係者にはこんなことまで言われる始末である。彼は準々決勝を見ながら、日本を「poor team」と評したのだ。同じ準々決勝敗退でも、過去２大会とは意味が違う。世界はさらに遠のいた。それが率直な印象である』
さて、明日のオマーン戦です。ホームでは３−０で勝ってる相手です。あのときはほとんどプレスもかけてこなかったんですよね。でも、中東のチームはホームとアウェイでまったく違うサッカーをしてくることもあるので、要注意です。なにしろ、日本も６月の頃がピークで、いまはそこまでの強さがないですもんね？
あと、香川、内田が怪我でいません。香川はもちろん、日本の宝とも言うべき選手です。なので、混乱も抱えている今は休んだらいいと思います。ファーガソンは大事にしてくれてるんじゃないのかな？ あと、駒野の状態もよくないようです。でも、遠藤のコンディションは気になりますが、他はほぼベストメンバーと言ってもいいのでは？ かなり暑いそうなので、どういう試合になるかわかりませんね。楽しみです。
◉ ６月３日 日本３−０オマーン 快勝！
◉ ６月８日 日本６−０ヨルダン 圧勝！
◉ ６月12日 オーストラリア１−１日本 審判圧勝！
◉ ９月11日 日本１−０イラク
◉ 10月16日 試合なし。
◉ 11月14日 オマーン VS 日本（日本時間20:30、テレ朝）
ー 2013年 ー
◉ ３月26日 ヨルダン VS 日本
◉ ６月４日 日本 VS オーストラリア
◉ ６月11日 イラク VS 日本
◉ ６月18日 試合なし。
◉勝てばW杯出場へ王手かかるオマーン戦 日本、勝ち点３獲得なるか（テキスト速報）
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/live/jpn_20121114_01.htm
◉ザッケローニ監督「覚悟を持って結果を求める」 オマーン戦前日、監督＆長谷部会見
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/text/kaiken/201211130004-spnavi.html
