U-17World Cupで2011年、2013年とグループリーグを突破させた吉武博文監督が、FC今治と契約されることが元日本代表監督の岡田武史さんから発表されました。なんてことを・・・・ 岡田さんは現在、FC今治のオーナーなのです。
私はハノイにいるとき、2つの大会をテレビで観ていました。2011年はフランス、アルゼンチンと同じグループになりながら1位通過。ベスト8でブラジルと熱戦を繰り広げ惜しくも敗戦。2013年もグループリーグを1位突破。しかし、決勝トーナメントの最初、ボール支配で圧倒しながらもGKのミスでスウェーデンに敗戦。それでも、ボール支配率で圧倒するそのサッカーは、日本のクオリティを世界にアピールするものでした。
吉武監督はメンバーを固定せずに毎回スタメンをかえて選手全員を出場させています。なのに、結果も出して来ました。私は吉武監督のファンになったのです。昨年、今年行われる U-17World Cup のアジア予選をバンコクまで観に行きました。でも、日本は研究されていたようです。ゴール前にブロックをつくられ、カウンターをくらう。チーム自体もうまく行ってなかったのか・・・オーストラリア、韓国に連敗し、ワールドカップ出場はならなかったのです。吉武監督は1回の失敗で代表監督から外されました。うーん・・・次の森山監督も実績のある方です。サンフレッチェ広島の育成年代で数々の選手を育てて来ました。しかし、吉武監督が四国リーグ(4部)のチームに行くなんて・・・・
◉【FC今治】元U17監督・吉武氏招へい
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150111-OHT1T50303.html
『岡田武史氏がオーナーを務める四国リーグ・FC今治が、元U―17日本代表監督の吉武博文氏(54)の招へいすることが11日、分かった。近く正式契約の見通し。育成のスペシャリストとして、トップチームから下部組織まで一貫した強化に携わる役職に就く方向で調整している』
◉岡田武史 今治から日本を変える。(Number Web)
http://number.bunshun.jp/articles/-/822221
『現在、FC今治にプロ選手はいません。専用の練習場もないし、スタジアムもない。監督として指揮を執る以前に、クラブチームとしてやるべきことが山ほどあった。それならば現場に口を出しつつ、GMか社長になろうかと考えていたら、当時のオーナーだった先輩から『株を買い取ってオーナーになれ』と。FC今治に関わるなら、腹をくくってやれよという先輩のメッセージから、逃げるわけにはいきませんから(笑)』
『(FC今治で実現したいこととは?)具体的には育成からトップまで同じトレーニングメソッドを用い、同じプレースタイルを貫いて独自のサッカーを作り上げる。クラブチームでは、トップの監督が変わるとガラリとサッカーが変わることがあるけど、今治はそうではなく常に同じサッカーを目指します。そのためにはまず、FC今治の『型』をしっかり作り上げる』
◉U18監督に内山氏、U15監督には森山氏就任が決定
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/25/kiji/K20141225009515230.html
『日本サッカー協会は、17年のU―20W杯(韓国)を目指して来年立ち上げるU―18日本代表の新監督に元磐田監督の内山篤氏(55)、U―15日本代表の新監督には広島ユースを率いていた森山佳郎氏(47)が就任すると発表した。 今季はU―19、U―17がともに世代別W杯出場を逃すなど育成世代の強化が急務。日本協会でも議論を重ね、新たな改革に着手する。海外から育成のスーパーバイザーの招へい、W杯経験者を“アシスタントコーチ”として合宿などに派遣することも計画。霜田技術委員長によれば、既に人選が進められている。またU―18、U―15代表などの強化責任者として、木村浩吉氏を担当ダイレクターに任命。同代表にも新たにコンディショニングコーチを置くなど強化に努める。』