ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

サッカー週間に突入してる。

 

今日は日本代表のウルグアイ戦ですね。熱い試合になりそうだ。そして、19日からは インドネシアで行われる U19選手権。来年ポーランドで行われる U20大会のアジア予選です。初戦が北朝鮮、22日がタイ戦、25日がイラク戦。なんかキツいグループに見えるけど大丈夫? 日本も鹿島の安部裕葵、湘南の齊藤未月、鳥栖の田川亨介、あとマリノスに移籍した久保建英なども登場しますよ。またCS放送。なぜ隠そうとするのか?

 


ウルグアイ戦を前に、五百蔵容さんのパナマ戦分析『森保監督が追求する日本式ポジショナルプレーの片鱗』を読みました。森保監督のやろうとしてることは、既にある程度出てる試合だったとのことです。細かく分析されているので、リンク先に行って読んでください。一番下に気になるところを少し抜粋しました。タイトルを見ても分かる通り、ポジショナルプレーという言葉がキーワードになっています。

 

元々はチェスから出てきた言葉だそうです。「量的優位性」「質的優位性」「位置的優位性」の組み合わせで、相手を攻略します。まだちゃんと理解できてるかわかりませんが、監督が目指す戦術を選手に落とし込むとき、できるだけわかりやすく伝えるための手法と考えていいのかな? ネット上にいくつも解説文が出てるので読んでください。

 

これ読んだ感想としては、日本代表も分析力が上がってるのは理解できました。しかし、試合中の対応力はまだまだなんですよね? 例えば、西野監督のベルギー戦。お互いに分析し合った中での試合。日本は相手の弱点をついて後半早々に2得点したわけですが、その後形勢を逆転された。対応力の違いがあったように思います。リアルタイムで対応し、修正できる日本人はいるんでしょうか?

 

五百蔵さんの分析によると、既に森保監督の戦術は Jリーグで破られてる。これをどのように対応するかが今後のポイントとなっています。西野監督の場合は、解任ブーストという言葉が使われていました。要するに、就任して間もないので、戦術を分析されていない。そのアドバンテージと「集団的な走力」によってベスト16に進出できた。とにかく明日の試合を観るときのポイントは掴めました。ありがとうございます。

 

Jリーグで5年間で3回の覇権を握るという大きな成功を成し遂げたサンフレッチェ広島時代に森保監督が見せていたサッカーは、戦術的多様性やカウンタープレス強度の面などで特に国際レベルにおける脆弱性を感じさせはしたものの、全体としては「日本式ポジショナルプレー」とも評すべき、戦略的なポジショニングバランスの維持やそれと結びついた循環的な攻守のメカニズムを備えたものだったからです。そして、招集された選手たちの顔ぶれからも森保体制の本格的なキックオフと言えるパナマ戦では、彼が広島時代に見せていた戦略的な思考、戦術的特徴がはやくも明確に現われていました』

 

『ただ、「日本式ポジショナルプレー」とでも言うべきこの戦術には大きな問題点があります。これはサンフレッチェ広島時代にもあった問題です。それは以下になります。「ミドルゾーンでのカウンタープレスを効果的に組織できず、1stディフェンスが外されれば中盤に広大なスペースを与えてしまい、即時リトリートに移行しなければならない」例えば、インサイド・ウイングの配置を利用し、三竿と連係してカウンタープレスを仕掛けるという狙いを先述しましたが、このプレッシングが失敗した場合森保監督のやり方では、バイタルエリアに広大なスペースが生まれることになります。もう片方の守備的MFである青山がDFラインに入って3バックを形成しているため、三竿が消されればそこを守る選手がいなくなってしまうからです。この、「配置移動を行うため局面によっては守り切れないスペースやコースが生まれる」というのは、初期配置と配置移動を組み合わせる可変型のやり方で配置的優位を作り出そうとする戦術では往々にして生じる事態です。広島時代の終盤、この問題を相手に突かれるようになった森保監督は、様々な手を尽くすも最後まで解決することができず退任することになりました。パナマ戦ですでに見え隠れしている、広島時代から積み残しているこの問題点を、国際レベルでプロテクトできるような新たな戦術、構造をチームに与えることができるかどうか。監督のインテリジェンスは疑いのないものだけに、これが今後の森保日本代表の発展を占う重要なアジェンダになると思われます。まずは、次のウルグアイ戦で、パナマ戦で見せたポジティブな点が再現できるかどうかとともに、この問題点がどのように現われるか、対応策が見られるか、見られないかというところに注目していきたいところです。』