ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

2018年上半期アイドルソングBEST10。その1

暑いですね。今年もアイドルソングは豊作です。既にアイドルソングはクオリティを競いあう場としてミュージシャンからも認められているのでしょう。だけど、その豊作の中から10曲選ぶのってめんどくさい。みんなかわいいで終わらせたい。しかし、続けることに意義がある気もする。ちなみに昨年は・・・・TWICE が1位でした! 


私は K-POP も「アイドル」として認識しています。日本のアイドル評論家は K-POPを除外するんですけどね。でも「アイドル」という言葉自体、いつまでも日本人が定義できると思ってたら大間違いですよ。柔道みたいにいつの間にか海外でルール改正されてたりするかもしれません。正直「昭和系」とか「グローバル系」とか分けたい気もします。でも「データベース消費」的に作られるジャンルとして、小さなカテゴリーに小分けするにしても、大きなくぐりでは「アイドル」として語って行きたいと思ってます。ほら、いま DOMMUNEに出てるロバート“スパット” シーライトも HIPHOP的に考えて音楽をやってると言ってますよ。


◉2017年アイドルソングBEST10!
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20171219/1513689936




じゃあ昨年1位に敬意を表して TWICE から。5月にソウルでライブを観てきて、印象は少し変わったのですが、それでもやっぱり輝いてるなと。前半の代表曲としては『What is Love?』ですよね。この前も書きましたが BLACKPINKとの棲み分けを考えて、かわいい路線に軌道修正してきたシングル曲でしょう。たぶん日本のテレビにもその方が都合いい。10年遅れなので。でもそろそろ男尊女卑的アイドル像に修正が加えられるはず。10年かかるのかな?


『LOOK AT ME』は昨年末にでたクリスマス・アルバム収録曲。上のMVはファンの人が作ったもので昔の映像が使われています。この曲は森高千里へのオマージュでしょう。『見て』と言えば、1988年に出た森高千里の3枚目のアルバムタイトルなので。K-POPの人らは日本のアイドルを研究してますよ。森高さんはこのアルバムからほとんどの曲で作詞もしています。ストーン・ローゼズ『憧れられたい』より1年早い。




TWICE だけでなく、日本市場を狙ってたくさんのグループがデビューしそうです。注目グループをいくつかあげておきます。どれもクオリティが高くて、確かにこれらと日本のアイドルは別物だと言いたい気持ちはわかります。







じゃあ、日本のグループはダメなのか? そんなことはありません。今年特に目立っているのは20周年記念公演中のハロプロでしょう。素晴らしい作品がいくつもありました。私が一番印象に残ったのはアンジュルム『Uraha=Lover』です。作詞、作曲:山崎あおい。編曲:浜田ピエール裕介。曲もサウンドも素晴らしいのに、歌詞がなんか変w 日本語教師として直したい表現でいっぱい。いや、これこそがハロプロの魅力。わざとでしょう。まずは聴いてみて。




ツッコミどころ満載でしょう。例えば「♪ 君は大好きなんて言ってさ 別れのシーンを 淡い色塗り変えて 浸る一人の夜に 懐かしむつもりね?」って歌詞があります。女子は別れた後のことを想像して、君はこんなふうに美化するに違いないと言って攻撃してるのです。そんな・・・ まさかこれは既に卒業を発表した和田彩花さんの実話じゃないよねw 楽曲が素晴らしいから何度も聴くんですけど、聴くたびに歌詞のおかしな部分に耳が引っかかってしまう。迷宮に連れ込まれる。すごい作品。


他ではもちろんモーニング娘。'’18ですね。下の映像はスマホでみてください。360度ぐるぐる回すと楽しいです。必ず笑いを入れてくるのが つんく♂さんの凄いとこですよね。ここから出してってw あとライブが最高だった Juice=Juice。大阪の NHKホールは梁川さんの意識が飛ぶくらい凄いライブだった。『Are you Happy?』と同じく『SEXY SEXY』の作詞、作曲はつんく♂、編曲は平田祥一郎





他には、つばきファクトリー『低音火傷』『恋春歌』も素晴らしかった。ソロデビューした鈴木愛理赤い公園との『光の方へ』。いいですね。さすが。




つづき
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20180719/1531934675