ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

細野さんが語るバーチャルなサウンド。

 

リアルサウンド細野晴臣さんのインタビューが掲載されています。例の「音像」の話です。頭に直接デザインされたサウンドが響く。まずは以下の部分を読んでください。

 

 

ーーそのなかで新しい発見もあるんですか?

細野:ありますね。僕にとっては謎の音というか、どうしてこうなっているのか、まったくわからないんです。誰に聞いても明確な答えが返ってこないし。でも、気が付いている人はいるわけです。まりん(砂原良徳)くん、テイ・トウワくんもそう。低音域のインパクトは、ダンスミュージックから始まってるところもありますからね。日本でも去年(2018年)からそういう音が多くなってきた印象があります。その前は少なかったから、確実に増えているんじゃないかな。ジャンルでいうと、ゲーム音楽かな。ゲームはもともとバーチャルな世界を作るものだし、いまは音もそうなってきて。

ーーやはり“バーチャル”がキーワードなんですね。

細野:うん。いちばん大きな変化は、音楽から音圧が消えたことでしょうね。昔は音圧というものを気にしていたわけですよ。キックが鳴るとスピーカーが揺れたり、ドン! という音が腹に響いたり。それがなくなって、脳内で音圧を感じさせるシステムができあがっているんですよね、いまは。それがつまりバーチャルということなんだけど。

 

 

そうか。確かにバーチャルですよね。でも、細野さんの言ってるゲーム音楽って具体的にはどういうのを言ってるんだろ? ちょっと調べたけどわからない。私が最初に衝撃を受けたのは K-POPなんですよ。もちろん、ヨーロッパの DJ たちや 世界中でヒットした曲が既にあったわけですけど。例えば、Super Junior『Mr. Simple』(2011年)。LMFAO『Party Rock Anthem』の2年後には、K-POPでそういう音が出てきてるんです。これは衝撃を受けました。この頃から、ジャニーズもこの音をだせと言ってたんです。その後、Kis-My-Ft2『Shake it Baby』でやっと達成したんですけど。

 

 

 

でも、実際にライブでこの音を出せるのか? それは別モノだったんです。K-POPのライブに足を運び、チェックしてきました。全然出ていなかった。確かに音圧で誤魔化そうとしていた。実のところ、昨年夏にソニックマニアで観たマッシュメロも、MVで聴けるような音は出てなかった。音圧でって感じはなかったから、これは会場の問題かもしれないけど。とにかくライブに関してはまだまだ未開拓地があるんです。

 

はっきり言って、Juice=Juiceの音の方がずっといいんですよ。それは NHK大阪ホールで観たときの音ですけど。つんくさんは2018年再び日本で天下を取ったんですよ。気づかれてないけど。Sweet William や冨田ラボがどんな音でライブをしてるのか凄く気になってます。脳波をチューニングされるような音楽が聴きたいんだよ。

 

 

 

 

 

残念ながら年末に行った東京女子流はその音が出てなかった。新井さん以外の3人も歌えるようになってて、ライブ自体はよかったんですけど。音が悪いとまでは言わないんだけど、今の音になっていなかった。エイベックスはダンスミュージックに強いレコード会社なんだから、一刻も早くライブでもこの音を達成して欲しい。あれだけ可愛い4人がクオリティの高い曲を歌ってるのに、人気が出ないとかありえない。いい音出したら、もっとクールな感じでやれるはず。

 

 

 

あと、日曜日は元ピンクレディー未唯さんのステージを観てきました。仙波清彦 Produce 未唯mie Sings「新春”Pink Lady Night” 2019」です。これめちゃくちゃ。かなり過剰。久米大作村上ポンタ秀一白井良明バカボン鈴木村田陽一、など総勢22名がステージに上がってました。

 

実は土曜日のお昼に小麦を食べてしまったようで、寝過ごしました。週末の京都はご飯を食べるのに一苦労なんですよ。小麦が食べれない者としては。土曜の夜から眠たくて仕方なかった。ビルボードライブ初体験。最後の2曲しか観れなかった。また行きたい。仙波清彦さんの50周年ライブもすごそうだな。観たいけど。