ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

あなたが生きて行くのに「物語」は必要ですか?

 

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このブログで公開した『ジャニーズの教科書』は2015年に書いたものです。それをベースに加筆修正したものが『SMAP 王の物語』第1章〜3章になります。正直、かなり書き換えているので、無料公開している方は削除した方がいいかもしれません。間違っている箇所も結構あるんです。修正しろと言われるかもしれませんが、それは本を買ってくれと言いたい。とりあえずは残留させますが、正しいのはあくまでも書籍の方だと思ってください。簡単に内容を紹介します。

 

『 SMAP 王の物語 』

 1. トップグループ制

 2. テレビが生んだ最後のスター

 3. 硝子の少年漂流記

 4. 昭和91年 SMAP解散

 

第1章「トップグループ制」:プロフェッショナルであることが当然だった芸能界で、未熟な状態のタレントをデビューさせることに迷いがあったCBSソニーのプロデューサー酒井政利は、劇作家・寺山修司との交流の中で、『私小説路線』という手法を編み出す。それはレコードをメディアにしたビルディングスロマンで、歌詞に登場する人物が、少女(少年)から大人へと成長する姿を表現する物語だった。酒井は「南沙織が長女だとすると、郷ひろみが長男だと」語っている。そして、そのストーリーを受け継ぐものが、ジャニーズのトップグループなのだ。嵐のヒット曲を使って「私小説路線」を具体的に解説する。

 

第2章「テレビが生んだ最後のスター」:SMAPは「笑い(Shou)」も「音楽(Music)」できるグループ、平成のクレージーキャッツとして売り出された。SMAPの「少年から大人へ」「立派な大人になるまで」「トップを降りる」「引退へ」4つのストーリーを解説する。

 

第3章「硝子の少年漂流記」:1977年に原田真二『てぃーんず ぶるーす』で初めて登場した「ガラスの少年」は、1980年に近藤真彦スニーカーぶる〜す』でジャニーズに移籍。さらに1988年光GENJIガラスの十代』でその存在を世間にも認知される。しかし、なぜか飛鳥涼によって『荒野のメガロポリス』で殺される。そして、1997年 KinKi Kids『硝子の少年』で松本隆によって再び殺されるのだ。このストーリーは一体なんだったのか?

 

第4章「昭和91年SMAP解散」:SMAP解散の謎に迫る。光GENJIは世界最古の長編小説に登場する天皇の血筋の人物だった。ジャニーズのトップグループ制がそこで「天皇」のストーリーに改変される。SMAPは芸能界の天皇の死と昭和天皇の死に挟まれるように誕生しているのだ。そして、SMAP崩御したカリスマ昭和天皇の代わりとなるべくテレビの中の「天皇」として国民を勇気づけた。

 

日時:2019年1月20日(日)11:00〜16:00

場所:京都市勧業館みやこメッセ

入場料:無料

 書籍『SMAP  王の物語』2000円(こー40で販売)