昨日は NHK FMで『ハロプロ三昧』やってましたよね。楽しかったですが、私はこのところ感じていた不安が大きくなったんです。気のせいであったらと思うんですけど。最後に『Happy大作戦』が流れたので、この文章を書くことにしました。
まず、この前書いた BEYOOOOONDS はももクロを目標にしているという話の続きです。メジャーデビューの3曲をそれぞれ ももクロの曲に当てはめました。ももクロやっぱり最高ですね。BEYOOOOONDS『眼鏡の男の子』は既に作詞、作曲された星部ショウさんが昔自分がいたバンドのために書いた楽曲をパワーアップさせたものと明かされています。多分、ももクロの代表曲『行くぜっ!怪盗少女』に匹敵する変身楽曲を用意するために、過去作を持ち出したのでしょう。あと『ミライボウル』の男装も意識したかも。両方、前山田さん楽曲だし。
『労働讃歌』はオジノフと呼ばれるような50代、60代にもアピールした作品でした。そして、この曲と同じく上の世代を乗り越えて行こうと歌う労働歌が『ニッポンノD・N・A』です。また3曲目『Go Waist』は『Chai Maxx』でしょう。その曲は ももクロのライブで、みんな一緒に踊って盛り上がる大人気曲です。みんなで踊るがテーマの曲だった。とまあ、シングル曲を見ても BEYOOOOONDS が ももクロを意識してることがわかります。でもここで問題になることがあるんです。
BEYOOOOONDS は何を超えていくのか? わかりますか? ももクロを超えるためには、その前に モーニング娘。を超えなければならないんです。そうですよね? 今回、モーニング娘。'19 はロキノンで6万人の前でライブしたと記事に書かれています。しかし、ももクロは単独で6万人集客のライブをやったグループです。ももクロを目標にするのは正しいと思います。でもその位置まで行くには、その前にモーニング娘。を超えていく必要があるのです。
で今日の『ハロプロ三昧』を聴いてて、つんく♂さんがハロプロの総合プロデューサーを外された時のことを思い出していたんです。有名ハロプロファンの方々が選曲したコンピCD が出ましたよね。連続で1位を取り出した時期でもあった。現在のモーニング娘。'19は再び注目を浴びている時期です。特に、昨年の『Are you happy?』と『A gonna』は日本の音楽界に衝撃を与えました。技術的に難しいことにチャレンジして、成果を得たことがロック系のミュージシャンからも評価されたのです。しかし、事務所がそれを喜んでいる雰囲気はありません。どちらかと言うと、その武器を封印したいように見えるのです。大丈夫なのか?
BEYOOOOONDS より前に モーニング娘。が新国立を目指すこともあり得ますよね。そのためにメディアやテレビの露出が不可欠となる。そこで芸能界の闇から「つんく♂を外せ」と言われたら・・・。つんく♂さんはハロプロの象徴です。テレビに出演させたいとか、ロキノンに出したいとか、そんなもののために つんく♂さんを売るなんてことがあってはいけないのです。その時点でみんなが好きな「多幸感」という言葉は霧散するでしょう。私の思い過ごしであることを祈ります。