ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

アンジュルムのライブ『十人十色』を観てる。

 

今日までですが、アンジュルムの2018年春の武道館コンサートが無料で観れます。このツアーは観てるよな? 覚えてない。勝田さんのトランプの衣装は脳に刻まれてるから、ライブビューイングで観たのかな?

 

 

BEYOOOOONDS 島倉りかさんがブログで短編映画『CURVE』を紹介されていました。私は短編映画ってほとんど観てないんですよね。イメージとしては、ショート・ストーリーで最後にオチがある(『眼鏡の男の子』とか)、もしくは想像力を掻き立てるような映像だったりとか。この『CURVE』は後者のタイプですよね。コメント欄でいろんな人たちが解読を試みてたので私も挑戦します。

 

 

大きく3つの場面がありますよね。最初の方で出てくる大きな波のうねりの場面。傷ついた女性がコンクリートの壁のカーヴの部分で落ちないようにもがいてる場面。そして最後の誰もいなくなった場面。まずタイトルの『CURVE』を日本語にすると「曲線」だったり「曲り角」だったりしますよね。「曲り角」の場合、悪いことを連想させる言葉にもなります。平穏な日常が、あることから突然危うい状況に追い込まれる。曲り角を曲がった途端に見えていなかった穴に落ちるとか。

 

海のシーンがそれを表しているように思います。あらがうことのできない大きな力に巻き込まれた。彼女がどのような力にやられたのかはわかりませんが、満身創痍です。具体的に描かれないことで、視聴者がそれぞれ想像することになります。ある意味密室に閉じ込められているかのようです。そして、普通であれば誰か助けを呼ぶはずですが、彼女はそうしません。絶望的な状況を受け入れているようでもあります。自分ひとりの力でその状況からの脱出を試みます。彼女の目の前には、彼女がそこに来る以前にいた誰かの痕跡がありました。向こう側の壁に誰かの血のあとが残されているのです。

 

雨が降ってきました。いよいよ追い込まれます。そして、誰もいないラストシーンになります。彼女はどうしたでしょう? 無駄なあがきとわかりつつ向こう岸に飛んだのか? それともそのまま力尽きて滑り落ちたのか? 10分ほどの映像でいろんなことを考えさせるわけです。私からもオススメ映画を。

 

 

NETFLIX に入ってたので映画『パプリカ』を久しぶりに観ました。ものすごくパワフルですね。これも欲望が暴走する話ですね。今敏監督は2010年に亡くなられています。