ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

湯浅政明監督・映画『犬王』に痺れた。

 

凄い作品じゃないか! 感動したよ。湯浅政明監督の作品『犬王』を観てきました。しかし、今日まで行けてなくてごめんなさい。色々しんどくて。しかも、あまり話題になってないから、もう終わりそうじゃないか。ダメだよ! なんでこの映画がロックファンの間で話題になってないの? 湯浅作品は音楽で外したこと一度もないでしょう。これはでも今までで最高だな。『ボヘミアン・ラプソディ』より感動した( 余計なこと言うな!)。簡単にあらすじを紹介。大衆芸能に携わっている人間は全員行くように。

 

 

日本で大衆芸能が花ひらいた室町時代のお話です。グラムロックを奏でる琵琶法師の友一と、マイケル・ジャクソンが憑依したようなダンスを踊る能楽師の犬王が六条大橋で出逢い、平家の落武者の霊から拾い集めた物語を、ロックオペラに仕立て大衆の熱狂を呼び起こす超エンターテイメント作品です。サウンドも最高で、かなり興奮しました。音楽に群衆が熱狂するシーンも素晴らしい。大麻が解禁されてる国で観たい!

 

この作品は古川日出男さんの小説が原作になっていますが、下の記事を見たところ、犬王は実在する人物だそうです。私はぜんぜん小説を読んでないので知らなかった。これは買って読みます。大衆芸能の誕生に、天皇家や将軍・足利義満も関わってきて、そこで起きる出来事を通して、今の時代にも通じる話になっています。

 

 

もう一度くらい、もっと大きな劇場で観たいけどな。現在では古典芸能と言われるような能でも、誕生した当時は、実際に大衆の熱狂を呼び起こすようなものだったと思うんです。トランス状態になる演者もいたでしょう。それに感染して大衆もヤバい状態になっていたかも。そういう様子を想像させる素晴らしい作品でした。幽霊と話す動画も紹介しとく。