ホテルのテレビで女子サッカー・皇后杯の準々決勝2試合を観ました。本当はある目的があって成田へ飛んだんですけど、なんか違うみたいで、結局1日ホテルにいた。昨日、テレビを観ないと書きましたけど、今日はテレビの前を片付けて、サッカーを観ました。いまは 浦和Lと INAC神戸の試合をやっています。栃木寒そう。
昨日、ビッグニュースが出たんです。昨年の U20ワールドカップで MVP を獲得した浜野まいか選手が、チェルシーと4年半契約で合意したようです。良かった。最初はスウェーデンのチームにレンタル移籍、そこからスタートします。段階を踏めるのもいいですね。
さすがに何もなしで海外に渡ったわけではなかった。一時は INAC神戸がやばいチームなのかと思いました。ごめんなさい。浜野選手は面白いんです。ゴールを決めたら感極まって泣くことがある。クライング・フリーマンみたい。試合後のインタビューで泣いてたことを聞かれると、真顔で「気のせいです」と言う。このやりとりがかなり受けていました。スウェーデンでもやって欲しいな。
1試合目は、日テレ・ベレーザと広島レジーナです。WEリーグが盛り上がるには、代表選手も多いベレーザが強くなる必要があると思うんですけど、戦術よりも選手個人のテクニックで戦っているイメージです。選手の自主性路線なのか。この試合でもビルドアップ時の約束事はないのに、それでもビルドアップにこだわり苦戦しました。
広島は前からプレスに来てたから、そのときは大きく前に蹴ることも想定して攻撃を組み立てて欲しい。いつも後半にしか修正されない。なでしこもそうだけど。しかし、それで負けないのがベレーザです。左サイドで小林選手がスピードに乗ったドリブルを見せ、ペナルティエリア付近で待つ植木選手にパス。相手DF をドリブルのスピードで剥がしてシュート。選手の個人技でゴールできるんです。
先行するとベレーザは余裕が出てきます。相手が前がかってきても、技術でいなすことができる。結局、植木選手の2ゴール、藤野選手のゴールで3−0快勝。でもこのサッカーで優勝することができるのだろうか?
2試合目は、浦和が圧倒的に神戸を押し込んだけど、GK山下選手の好セーブもあり、ゴールを決めるまでには至らず。少ないチャンスを決めた神戸が2−0でハーフタイムに入っています。何なのか? 神戸はビルドアップもできないし、浦和の寄せの速さに苦しんでた。でもそれが弱まったら一気にという感じですかね。右サイドバック、守谷選手が凄かった。こんな記事が出てた。
2ゴールともに守谷選手から FW 成宮選手へのクロス。確実に決める成宮選手もさすがでした。後半はゲームが膠着状態かとも思ったんですけど、浦和は諦めずに攻めます。流れが変わったのは、神戸のキャプテンでもありDF の中心、三宅選手が怪我で交代したことです。
ついに浦和が1点返します。選手交代の後にセンターバックに入っていた安藤梢選手が前残りして、執念のゴール。あと1点取れば延長に持ち込めます。でも最後まで GK山下選手が止めまくりました。枠内シュート12本を止めたそうです。
来週、サンガスタジアムで行われる準決勝は、日テレ・ベレーザと新潟レディース、INAC神戸 と ちふれ埼玉が戦います。寒くないといいね。