東京都知事選の結果が出て「若い人たちが何を考えてるかわからない!」と頭を抱えてる人たちが、ネット上にいっぱいです。そんなときにはマンガですよと教える文章を書いてみます。まずは下のリストをご覧ください。
2014年から『週刊ヤングマガジン』で連載。
映画やアニメにもなり、マンガは現在2500万部突破。
➡︎裏社会でファブルとだけ語られる凄腕の殺し屋が、ボスから「1年間大阪に移住し、その間は誰も殺さず一般人として平和に暮らせ」と命令される。最低賃金でバイトをしながら、しかし数々のトラブルに巻き込まれもする。
忘却バッテリー(みかわ絵子):
2018年から『少年ジャンプ+』で連載。
2024年からアニメ放送。
➡︎かつて中学硬式野球界で、誰もが恐れた天才バッテリー清峰葉流火と要圭。しかし、知将と呼ばれたキャッチャー要は、記憶喪失となり、2人はスカウトされた名門校には行かず、弱小都立高校に入学する。そこには天才バッテリーと対決し、野球に挫折したライバルたちが通っていた。天才バッテリーのチームメイトとして、彼らは再び大好きだった野球をするのだ。
葬送のフリーレン(山田鐘人・アベツカサ):
2020年から『週刊少年サンデー』で連載中。
2023年からアニメ放送。マンガは現在2000万部突破。
➡︎魔王討伐の偉業を成し遂げ、王都に凱旋した勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンら勇者4人のパーティーは、これからの生活について思いを巡らせていた。そして、1000年は生きる寿命の長いエルフのフリーレンは、また特に目的もない旅に出るのだ。
怪獣8号(松本直也):
2020年から『少年ジャンプ+』で連載中。
2024年アニメ放送。マンガは現在1500万部突破。
➡︎古来から怪獣が人々の生活を脅かしている日本が舞台。主人公の日々野カフカは、幼馴染みの亜白ミナと共に、二人が育った街を壊した怪獣を倒す防衛隊員になろうと約束する。それから月日が経ち、ミナは防衛隊のヒーローとして大活躍、一方カフカは試験に落ち続け年齢制限も超えていた。怪獣死体の解体業者で働いていたある日、新人の市川レノから年齢制限が引き上げられたことを教わる。しかしカフカは作業中に怪我し、入院した病院で謎の生物が口から侵入。怪獣化する。討伐される側にまわるのだ。
ダイヤモンドの功罪(平井大橋):
2023年から『週刊ヤングジャンプ』で連載開始。
➡︎小学5年生にして身長169cm の主人公・綾瀬川次郎。本人はみんなと楽しくスポーツしたいと考える普通の少年だが、その身体能力のずば抜けた高さゆえ、大人が放っておかない。水泳をしようが、テニスをしようが、強化選手などプロへの道を薦めるのだ。次郎より劣る我が子に期待していた周囲の親たちは、次郎を疎ましく思う。それを察して、次郎はすぐに辞めてしまう。しかし野球だけは違った。勝てばチームのみんなが喜んでくれる。野球が好きになった。だが、それも長く続かなかった。
最近観たり、読んだりしたマンガから5つを取り上げた。ここから若者の欲望を取り出そうと思う。若者でもない私も好きで読んでるマンガですけどね。
実はこの5つのマンガ、ずば抜けた能力があるにも関わらず、その能力を存分に発揮することのない主人公が描かれている。エヴァ・チルドレンでしょうか。『3月のライオン』の方が影響大きいか。
でもこれは何なのか。能力をひけらかすのはダサいのか? 異世界転生物みたいに欲望丸出しでは恥ずかしいのか? そうかもしれない。
能力があってもうちに秘めている。そんな主人公に共感を持つのかもしれない。でも言いたいことはこれでしょう。能力を発揮したい。仲間と一緒に。なんで日本は能力発揮させない社会なんでしょうね。
(続く)