ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

映画『アネット』、そして日本のアイドル誕生へ。

 

パリオリンピックで久しぶりにフランスに来て、いくつか重要なことに気づき、それを文章にしています。まずはレオス・カラックス監督の映画『アネット』(2022年公開)です。

 

 

 

 

映画『アネット』面白く観たのですが、謎解きに関しては、うまく行きませんでした。ところが、パリオリンピックの開会式で、レディー・ガガが歌った『Mon Truc en Plumes』という曲を Spotify のリストに入れ、その流れでフランス語の曲を 10曲ほど入れました。

 

 

 

 

そして、フランス・ギャル『夢見るシャンソン人形』の日本語版も入れたんです。前にも聴いたはずなのに、全然気づいてなかった。最後まで聴いてなかったのかも。すごい歌詞ですね。

 

 

 

 

フランス・ギャルと言えば、90年代の再発で小山田圭吾さんが絶賛して、石野卓球さんを激怒させる事件がありました。卓球さんが小山田さんと音楽談義できることを楽しみに来たら、小山田さんはフランス・ギャルのセルジュ・ゲーンスブール期の BOX しか持って来ず、会話が成立しなかった。

 

それで私も興味を持ち、ベスト盤を買いました。すごくハマった。いまでも時々聴く。声もすごくいい。

 

今回『夢見るシャンソン人形』の日本語版を聴いて驚きました。レオス・カラックス監督『アネット』は、この曲のことを描いてますね。それが全てではないにしても。

 

「本当の恋なんて歌の中だけよ」です。それはゲーンス・ブールが書いた歌詞です。彼の追悼的な意味もあるのか(1991年死去)。

 

 

 

フランス・ギャルについてまとめてくれてる方がおられます。デビュー曲はアメリカの曲のカヴァー。1963年デビューだから、ジャニーズと一緒の時期だ。2回目の東京オリンピックの時期に合わせて、1回目があった 1964年頃のことを描いた映画だったのかも。

 

 

 

N'écoutez pas les idoles』、邦題『アイドルばかり聞かないで』。そうか、日本の女性アイドルの源流にフランス・ギャルがいることを、カラックス監督も、小西康陽さんも指摘してるのか。なるほど。それは考えていませんでした。