ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

アジア各国で ジャニーズ が K-POP に遅れを取った理由。

いつも夜になると K-POP の 映像をずっと流す ベトナムのテレビ局があるんですけど、きょうは インド映画 のミュージカルシーンをずっと流していましたw なんで? 今後も続くのか注目。


で、私は ももいろクローバーの「伝説のAX 」というライブ映像を見てました。これは 神聖かまってちゃん が対バンだったやつですかね? 私は SHIBUYA-AX というライブハウスが大嫌いです。高いステージ、平坦な客席。まあ、テレビ局がつくったライブハウスなんてどこも同じかもしれません。映像ソフトを制作しやすいというメリットがあるのかもしれませんが、お客としては2度と行きたくないですね。お薦めは下の「涙のアンコール」の方です。


◉「伝説のAX」公式流出中(ももいろクローバー
http://www.ustream.tv/recorded/13022420



◉Life番外編「トモミ&ミチヨのK-POP in Japan」 Part4
http://www.tbsradio.jp/life/2011/04/k-pop_in_japan_part4.html


前回『 Life番外編「トモミ&ミチヨのK-POP in Japan」 Part3 』について書いたときに、日本については K-POP に負けてるとは思わないという話を 嵐 のことに触れて書きました。でも、アジア各国や 東南アジアにおいては、K-POP の存在感に負けてるわけです。その理由について書こうと思います。まず「 Part4 」で 速水さんが「アイドルは愛でるもの」という少し古い価値観について語られました。速水さんに突っ込んでばかりで申し訳ないです。もちろん、話を展開させるために話されてるのはわかってるのですが… 


アイドル消費の仕方は、昔に比べて テレビや再生音源などから ライブの方に重心が移っていると思うのです。現物がそこにあるかどうか? そして、ライブは家で聴くのとはまったく別の体験として消費されていると思います。例えば、上の ももクロ のライブでも「今度ライブがあるので遊びに来てください」と言っています。昔なら「今度ライブがあるので来てください」と言ったことでしょう。「遊びに」が加わったことでなにが変わったのか? もちろん、ライブに参加して下さいという意味が込められているのです。現代のライブではお客と一体化できるように構成され、観客も積極的な参加がうながされます。そして、そこにはサッカーの応援と同じく熱狂があります。


HIP HOP や テクノ の DJ カルチャーが普及した 90年代以降、ステージに立っているミュージシャンと観客の距離が縮んだことが一因としてあると思います。さっきまでフロアーで踊っていた人物が、そのあとステージでマイクを握ることも可能な時代です。もちろん、アイドルの世界ではステージと観客席の距離はかなりあります。それでも、観客席を一体化させることが求められるようになってきたのです。嵐 はコール&レスポンス や ファンをリズムに合わせて跳ねさせるなどして一体感をつくりあげました。それに成功したからこそ国立でのライブも成功させ、現在 No.1アイドルに君臨しているのです。


では、なぜ 日本で大人気の 嵐 は アジアで存在感がないのか? それは世界の音楽シーンの主流である HIP HOP やテクノ、ハウスなどのダンスミュージックに対して、日本のライト層が嫌悪感を示すことが原因ではないかと思うのです。例えば、嵐 の 櫻井くんや KAT-TUN田中聖 くんのラップが邪魔だと言う人は案外多いようです。英語 や 韓国語 であれば聞き流せるラップも、日本語であるとノイズとして認識する層が確実に存在するのです。



結局、メロディー重視の J-POP はそれ故に「ガラパゴス化」しているのではないでしょうか? メロディー重視ということは、それに乗せる言葉が意味を持つわけですから。逆に ハードな音で勝負した 安室奈美恵 はアジア、東南アジア各国でそれなりの存在感を示しています。エイベックス はそれなりにアジアに目配りをしているレコード会社です。もっとダンスに特化した音楽が主流になれば、J-POP がそのまま海外で受けるようにもなると思うんですよね。昨年話題になった フィリピンのグループ FAR EAST MOVEMENT みたいに。



まあ、ハードなダンスチューンをカップリング曲として収録し、それの PV もつくりアジアで流すとか。いろいろ方法はあると思います。ジャニーズで言えば、5月にデビューする Kis-My-Ft2 がエイベックスなんですよね。期待してますよ! あと、西森さんが話された『コーヒープリンス1号店』の話。ベトナムのカフェ文化について語りたい! また今度書きます。