ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

大塚英志さんの『物語の学校』で勉強した。

きのう ニコ生で 大塚英志さんの『未来まんが研究所』という番組を観ていたんです。その中で「物語の学校」というコーナーがありまして、そこで習ったことを実践すると、あなたでも簡単に物語がつくれますよって内容なんです。私は物語を書く気はないのですが、ジャニーズの楽曲の中にも物語は潜んでいるので、そのため学習することにしました。で、観た内容を復習するため『二宮和也物語』をつくってみましたww



◉未来まんが研究所
http://ch.nicovideo.jp/channel/mirai-manga-labo


まず、今回勉強したのは神話学者ジョセフ・キャンベルの『千の顔をもつ英雄』という本に書かれた『単一神話論」です。それは古今東西すべての神話は、たったひとつの「原質神話」で成り立っているという主張です。世界中にある数々の神話は、どれも違っているように見えたとしても、「原質神話」が千の仮面を被っているにすぎないということなのだそうです。


では、原質神話とはどのようなものでしょう。基本的に「出立」「イニシエーション」「帰還」という三幕からなっています。映画『スターウォーズ』や 村上春樹羊をめぐる冒険』などは、その公式に従って書かれたものだそうです。キャンベルはその3幕をさらに以下のように分割しています。ここに 二宮和也の実話を挿入してみました!


二宮和也物語・第一幕『出立』


◎step1 冒険への召命
和也 は毎日野球に明け暮れる、どこにでもいる元気な小学生でした。ある日のこと、SMAPKinKi Kids で大人気の ジャニーズ事務所から「オーディションに来てください」という思いもよらぬ電話がかかって来ました。テレビの世界にまったく興味もなく、なぜ、そんな電話が自分にかかって来たのかわかりません。説明を聞くうちに いとこがこの前撮っていた写真のことを思い出しました。「ジャニーズを救えるのは、YOU しかいないよ!」。


◎step2 召命の辞退
家では 姉をはじめ女性に囲まれて生活していました。小さい頃読んだ絵本も『シンデレラ』など、女の子向けのものばかりです。しかし、姉ちゃんたちが騒いでいたジャニーズには関心もなく、和也はただただ面倒くさいとしか思わなかったのです。


◎step3 超自然的なるものの援助
周りが強く勧めれば勧めるほど、どこか照れのようなものを感じます。そんな和也 を見て母ちゃんが言いました。「5000円やるからいっといで」。「えっ、行くだけで 5000円も もらえるの?」。


◎step4 最初の境界の越境
とにかく、和也 はやる気のないまま、日曜日にはオーディションに出掛けました。そこはあるテレビ局のスタジオでした。百人近い少年たちが踊っています。彼らのやる気まんまんの姿を見るににつけ、もう帰りたい気持ちでいっぱいです。適当に名前を言い、適当に踊って、30分ほどでさっさと帰って来ました。やれやれ。


◎step5 鯨の胎内
もうこれで終わっただろうと思っていた和也に、また電話がかかって来ました。今度は雑誌の取材です。「和也くんはどんな男のコなの?」「知らねーよ、そんなこと」。そして、次々と事務所から来る小さな仕事をこなす日々が始まりました。和也 はいつのまにかジャニーズの一員となっていたのです。


第一幕終了。二宮和也の冒険はスタートしました。このあと、どうなってしまうのでしょう。いや、もう書かないと思うので、続きは誰か書いてください。他のタレントでもできますよね。