ハノイの日本人

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ジャニーズの教科書。第5章『Hey! Say! JUMP』③

テレビ欄を観ながら、きょうは『少クラ in 大阪』なのかと知り、そのあとハッとしました。この記事アップするの忘れてた・・・・ 全部、NETFLIX のせいですよ。きのうは登録だけして観ませんでした。そして、きょうの朝からとりあえず NHK朝ドラ『カーネーション』を観ることにしたんです。これが放送していたときはベトナムにいたので、中国のサイトで観れる分だけ観てました。


NETFLIX
http://www.netflix.com/browse


あきまへん。これはマズいです。まったくストレスなくドラマがさくさく観れてしまう。『カーネーション』はやっと3分の1ほどを観ましたかね。気がついたら外は真っ暗。見過ぎて気持ち悪い。まだ観たいコンテンツは少ないですが・・・いや、試しに観たら数十時間持って行かれそうなので、手が出ないシリーズドラマもあるので・・・マズいことになった・・・とにかく『カーネーション』見終えてから考えよう。



◉ジャニーズの教科書。第5章『Hey! Say! JUMP
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20150823/1440340635


先週は2011年にデビューした2つのグループの話をしました。そのとき嵐はどんな歌詞を歌っていたかというのがきょうの話です。まずはシングル・リストを観てください。



◉ 嵐、トップ交代のカウントダウン始まる。

35.Lotus(2011年2月)62.6万枚
⇒誰も知らない物語(ストーリー)始まる。


36.迷宮ラブソング(2011年11月)64.3万枚
⇒迷宮に迷い込んでも 僕がきっと その手を強く引くよ。ドラマ『謎解きはディナーのあとで』主題歌。


37.ワイルド アット ハート(2012年3月)64.9万枚
⇒そう 暗闇の中で たとえ倒れたときは この手差し伸べるから。探偵事務所を舞台にしたドラマの主題歌。


38.Face Down(2012年5月)61.9万枚
⇒君は摩訶不思議 素顔を見せないままEscape。ドラマ『鍵のかかった部屋』の主題歌ではあるが、君を見失ったと歌う。そして「次の奇跡は予測不可能」という歌詞もあった。


39.Your Eyes(2012年6月)55.9万枚
⇒新しい夜明け 始まりのLight。トップ交代が近いことを示めす。ドラマ『三毛猫ホームズの推理』主題歌。


40.Calling / Breathless(2013年3月)88.1万枚
⇒『Calling』では、微かな光でも諦めないと歌う。『Breathless』では、無限の迷路で彷徨っているようだ、この想いは届かないと歌う。


41.Endless Game(2013年5月)55.7万枚
⇒当てのないまま漂うんだ 手応えのない愛情。リセットは近い?


42.Bittersweet(2014年2月)59.1万枚
⇒『One Love』→アルバム『LOVE』→ドラマ『失恋ショコラティエ』。ついにLOVEも消える。ドラマもハッピーエンドで終わらなかった。


43.GUTS!(2014年4月)60.4万枚
⇒最初の歌詞2行で、迷い掻き分けて確かな正解なんてみつかるはずもなくて、とある。希望が僅かしかないことを示す。


44.誰も知らない(2014年5月)52.5万枚
⇒『Lotus』以来、再び「誰も知らない」という歌詞。カウントダウンは続いているが、いつゼロになるかは誰も知らない。


45.Sakura(2015年2月)初週46.5万枚
⇒新しい時代を予感させる歌詞。死と再生をテーマにしたドラマ『ウロボロス』の主題歌。


2009年には年間シングル・チャートのTOP3を嵐が独占しました。しかし、2010年にはスポンサー付きのアイドル・グループAKB48がTOP3を独占します。嵐の歌詞にトップ交代を匂わせる歌詞が登場したのは、その次の年からでした。


35枚目のシングル『Lotus』には「誰も知らない物語(ストーリー)始まる」という歌詞が登場。もちろん、これはトップ交代に関係したストーリーのことです。順に観て行きましょう。並べてみて初めて気づきました。曲調は明るいものもあるのですが、中身は暗い歌詞ばかりです。それでも売れ続けたのは嵐の人気の凄さを証明するものでしょう。


36枚目から39枚目までの4枚のシングルは、すべて謎解き、ミステリー関係のドラマ主題歌でした。キーワードは「迷路」です。方向感がなくなったことが歌われているのです。これは嵐が大人になる前に歌った『とまどいながら』と同じように、行く道を見失った不確かな状態です。つまり、王として君臨する能力を失ってしまったと伝えているのです。


まず36枚目『迷宮ラブソング』では、君が誰かのせいで迷宮に迷い込んだとしても、僕がその手を引いて連れ出すという力強い歌詞があります。次の『ワイルド アット ハート』でも、君が暗闇で倒れたらこの手を差し伸べると力強く歌います。しかし、この曲で気になるのは君との関係が変化していることです。君が恋人ではなく「My friend」になってしまいました。そして、次の曲が問題作でした。


38枚目『Face Down』には「君は摩訶不思議 素顔を見せないままEscape」という歌詞が登場したのです。ついに君を見失ってしまいました。もう、その手に触ることも出来ないのです。そして、39枚目『Your Eyes』では、傷ついて立ち止まったままの君に、何もしてあげられないが、夜明けは近いと歌っています。


40枚目『Calling』では、微かな希望しかないが、諦めないと歌います。希望は少ししかないのです。同じく40枚目『Breathless』では、無限の迷路で彷徨っているかのようだと歌います。さらに、41枚目『Endless Game』では、答えがあるかはわからないが、ドアを開けてリセットしようと歌います。かなり煮詰まってきました。


42枚目『Bittersweet』は決定的でした。歌詞だけを観れば、ドラマのストーリーに合わせて書かれたものだと思うのですが、実はドラマのタイトルにこそ意味が隠されていたのです。タイトルは『失恋ショコラティエ』。これは22枚目のシングル『One Love』と繋がるストーリーです。説明します。



22枚目のシングル『One Love』は、「国立」を前にした国民へのメッセージソングだと第1章で書きました。嵐が「王」であることを象徴する特別な曲だったのです。それから5年が経った2013年10月、アルバム『LOVE』が発売されました。このタイトルをネガティブな意味で取るファンはいないと思います。しかし、ここにも意味が隠されているのです。『One Love』から「One」が取れてしまいました。


さらに、それから3ヶ月後に放送されたドラマが『失恋ショコラティエ』だったのです。もうわかってもらえたはず。今度は「Love」が失われたのです。ドラマ自体もハッピーエンドではありませんでした。失われた「愛」はどこにいってしまったのでしょうか? もちろん、次期トップのところです。『Bittersweet』と同じく2014年2月に発売されたHey! Say! JUMPのシングルのタイトルは『AinoArika』でした。「愛(Love)」はJUMPのところに来たのです。ここで次期トップにHey! Say! JUMPが指名されたと考えていいでしょう。


そして、2014年5月、さらにストーリーは急展開を見せます。嵐の15周年記念として、2014年9月、デビュー発表のあったハワイでコンサートを開くと発表されました。それは素晴らしい企画でした。しかし、「Love」を失った状態で行われたハワイライブはいろんな意味で苦情が殺到したようです。その内容は書きませんが、嵐がスタート地点に戻ったことだけは指摘しておきたいと思います。カウントダウンはついに「0」まで来てしまったのです。


2015年2月、嵐45枚目のシングル『Sakura』が発売されました。それはドラマ『ウロボロス』(TBS系)の主題歌でした。「ウロボロス」はギリシア語で「尾を飲み込む蛇」のことで、古代からある象徴の一つだそうです。それは「死と再生」を意味するものでもあり、これもまたトップ交代と関連する言葉でした。主題歌を歌いながらも、そのドラマに嵐のメンバーの姿はなかったのです。


恐らく、生田斗真松本潤の代わりでしょう。小栗旬が出演しているのは『花より男子』との関連だと推測します。嵐の快進撃がスタートしたドラマです。そして、ドラマ『ウロボロス』の最終回で生田は、親殺しをせずに自殺してしまいました。木村拓哉が嵐とのトップ交代を前にドラマ『華麗なる一族』(2007年、TBS系)のラストで自殺したのと同じことが繰り返されたのです。Hey! Say! JUMPとのトップ交代の儀式は、遠くないどこかで行われることでしょう。


いや、もしかしたら、『嵐のワクワク学校2015』がそうだったのかもしれません。生徒役はHey! Say! JUMPでした。ここでなんらかの儀式が行われたかもしれません。(おわり)