ハノイの日本人

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京都サンガは「美しくない勝者」なのか?

 

 

さすがに今夜のカナダ戦から、ワールドカップムードも盛り上がるはず。その前に、J1昇格プレイオフのことを終わらせておきます。本当は帰って落ち着いた状態で試合を観てから書くつもりだった。日本は風邪ひいたら症状がなくても入国できない国なんです。

 

 

面白かったですね。J1昇格 PO。私はこの試合をスタジアムで観れなかったこと、ずっと思い出すだろうな。天皇杯で優勝したときも、名古屋戦とか豊田まで行って観ましたが、決勝は海外にいたので観ていません。

 

 

今回の試合で、レギュレーションを問題にしてる人たちが、少なからずいるんです。引き分けなのに京都の勝ちになったと。注目を浴びる試合なので、普段は観てない人も多く、毎回話題になることでもあります。熊本も引き分けで勝ち上がったチームなのに。

 

 

 

 

しかし、この小宮山良之という人の文章は、酷くないですか? タイトルを観て驚きました。熊本が京都を上回った? 本文を読んで、もっと驚きました。サッカーをあまり観てないライターなのか? 目指すサッカースタイルの違い、その視点が完成に欠落している。もう京都は残留を決めたので、こういう文章は放っておけばいいかもしれないけど。スタジアムで観れなかったから、書かずにおれんのでしょう。

 

 

 

この方も戦術嫌悪のタイプなのか。京都サンガは繋ぐ相手に対して、相手ゴール近くで猛然とプレスをかけ、混乱に陥し入れるスタイルです。もちろんボールを奪ってからは、それを繋いでゴールを目指すわけですが。豊川選手の得点シーンについても、以下のように語るのです。

 

敵陣で2度、3度と、空中戦を制して自分たちのボールにする。すかさず裏にパスを入れ、熊本のディフェンスが反応したが、うまくクリアできず、これを受けた豊川雄太がネットを揺らした。単純に局面の高さ、強さ、スピード、決定力で上回った結果と言える。

 

何が言いたいのか? 熊本はチームで練習を重ね、京都を追い詰めるサッカーをしたが、京都の選手は持って生まれた能力の高さだけで、熊本から得点したとでも? だけどこの得点シーン、京都は狙っていたはずです。熊本の3バックの外、そこに豊川選手が走り込み相手最終ラインの裏を取る。その狙いが見事にハマったシーンだと思うけど。違うのか?

 

確実に言えること、好ゲームは一つのチームの頑張りだけでは成立しない。それはサッカーファンなら知ってることです。

 

 

 

小宮山さんは熊本のサッカーを、スケールは小さいが、川崎、鳥栖、札幌を思わせると書いています。その3つは、京都サポもリスペクトするチームです。そして、その3チームからも勝点を奪って、京都は J1・16位を確保しているのです。

 

 

もっと言えば、昨季の京都サンガはリーグ戦2位に入り、J1昇格を決めています。今季の熊本は4位です。来季2位以内を目指して下さい。いや、ごめんなさい。熊本が悪いわけでは、まったくないのだけど。

 

 

今季の J1 は過酷だった。最下位の磐田だって勝点30も獲ってる。弱い相手なんていない。上位勢だって、どこに負けるかわからない。来季、磐田、清水が入る J2 も大変です。京都いなくて良かったでしょ? 熊本サポ以外は感謝しろw