夕方からミーディン・スタジアムまでサッカーを観に行きました。エクシムバンクCUP という U-22 の4各国対抗戦です。ベトナム、ウズベキスタン、マレーシア、ミャンマーが参加しています。エクシムバンクは三井住友銀行が出資しているベトナムの銀行で、震災のときに被は災地へ支援金を送ってくれたりもしています。会場では Vietinbank と提携してカード発行を開始した JCB カードのCM も流れていました。
あっ、そうだ。スタンドでの喫煙って禁止しれくれないでしょうか? あれだけの人数が吸ってる中にいるのって地獄ですよ。ノドが腫れて来たので、最後15分くらい観ずに帰って来ました。ベトナムでなぜサッカーを観なくなったか思い出した次第です。
◉ VFF-Eximbank Cup 2011: U23s to face Myanmar in opener
http://www.vff.org.vn/default.aspx?mod=DetailNews&fNewsID=16901&fCatID=194&fSncID=&fMscID=
まず 17:00からの ウズベキスタン VS マレーシア です。正直、これ1試合を観れればいいかと思っていたんです。ところが、いつもなら15分ほどで着く距離なのに、バイクタクシーと戦っているうちに開始時間に遅れてしまいました。トラックが暴走する大通りを避け、裏道から行こうとしたのが間違いでした。路地を走ってるうちにどこを走ってるかわからなくなってしまったんです。やられました。
おっさんは「どう行っていいかわからん」みたいに首を振っています。いつものように黙って目をにらみ、ヘルメットを突っ返し、お金を払わずにそこから離れます。そうすれば追っては来ません。ですが、ここがどこかわからず歩いているわけです。勘で大通りの方へ向かいます。そして、なんとか大通りに出て、もう一度バイクタクシーに乗りました。今度は人の良さそうなおじさんです。
わからないとは言いませんでしたが、普通に遠回りしてくれました。しかも、一番混んでる道に入り、さらに動かないので反対車線を逆走し始めたんです。そして、10メートルほどで警察に捕まりました。あほでしょう。速攻でヘルメットを返し、その場から離れました。3度目の正直、今度は若い運転手のバイタクです。彼はわかってる人でした。空いている細い道を快調に飛ばします。そして、やっとスタジアムに着きました。最初は2万ドンで行くと言っていたのですが、着いたら4万ドンくれと言いました。3人の中で一番マシだったので、文句なく払いました。
15万ドンの席をダフ屋から12万ドン(6ドルほど)で購入。メインスタンドの2階席だったんですけど、めちゃ見易かったです。でも、そこまでで前半終了! 席に行こうとしたら笛がなったんです。前半は0−0ですよ! 15分の休憩の間中ムカついてました。
ウズベキスタン VS マレーシアを観た感想、日本の U-17 の方が全然レベル高いですよ。あいつらトラップもろくにできないんです。マレーシアはボランチの7番の選手は視野が広く、うまくパスを左右に捌いて、いい攻撃をしていたんです。でも、ワントップの選手はボールが収まるわけでもなく、突破できるわけでもない。しかもシュートがまったくダメ。3−1でウズベキスタンが快勝って感じでした。まったく大したことなかったのにな。
1試合目が後半しか観れなかったので、2試合目の ベトナム VS ミャンマーも観て来ました。1試合目はガラガラだったんですけど、さすがにスタンドの半分以上は埋まりました。この試合、まったく期待してなかったんですよ。「ベトナムは最初に弱いミャンマーとやって勝ち点3を稼ぐつもりだな」って普通に思うじゃないですか? ミャンマーよかったんですよw
ベトナムもホームではディフェンスラインを思い切り上げてくるんですけど、ミャンマーも負けずに上げてましたw 一時はセンターサークルの幅ほどの間に20人がひしめき合う状況もあったほどです。細かいパス回しでお互いに突破を試みるんですけど、双方ともしっかりプレスに行くので、攻守が頻繁に入れ替わります。面白かった!
状況が変わったのは前半20分くらいだったかな? ミャンマーのキーパーが接触で負傷退場してからでした。そのとき会場から拍手がわき上がったのにはガッカリしました。中国、韓国、ベトナムと相手を潰すことをよしとする感覚がまだまだあるようです。残念ですね。ベトナムの1点目はミャンマーの最終ラインを破るきれいなスルーパスを確実に枠に蹴り込んだものでした。ですが、オフサイドだったよね?
2点目はサイドから。右サイドを駆け上がったベトナムの選手が4バックの左の選手を外におびきだし、空いたスペースにすかさずパス、2列目の選手が走り込むという見事な得点でした。まあ、センターバックの選手が空いたスペースにスライドするなどの対応が出来なかったからなんですけど。それから、ロスタイムにPK で3点目。ペナルティエリアにドリブルで持ち込んだ選手はミャンマーの選手2人に囲まれ、明らかに「 PK 取って!」って感じで倒れたんです。シュミレーション出したいくらいの。
と言うわけで、前半で試合はほぼ終わってました。最後の方はミャンマーの中盤も間延びした感じで、いいようにパスを回されていましたし。まだまだこれからですね。5−0でベトナムの勝利でした。しかし、この両チームはともに欧州系の監督だったわけです。ちょっと前まで相手ボールの時に前からプレスするチームなんてなかったですよね? 東南アジアのサッカーは急速に変わって来てると思います。ただ、シュートが下手なのは当分どうしようもないかもな。
帰りもバイタクに反対方向に連れて行かれるという妨害を受け、わけのわからん道で降ろされ、ロッテリアで休憩し、2時間半かかって帰って来たわけです。ここでは書けない言葉を大声で怒鳴っておきますよ。◯◯!