komiya295 さんのコメントで教えてもらい、『日経エンタテイメント』の 2012年の1月号を買ってきました! キンキ と 秋元様の対談です。これ凄い! みなさん、立ち読みで写真だけでも見てください。キンキの2人もよく撮れているのですが、それ以上に 秋元様の人間性が滲み出たような、素晴らしい写真です。与謝野馨 よりも数倍悪そうな顔をしていますよw こんな顔で前に立たれたら、私なんて一言もしゃべれませんよ。ああこわ。
日経 エンタテインメント ! 2012年 01月号 [雑誌]
- 作者: 日経エンタテインメント!
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/12/03
- メディア: 雑誌
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そして、ページをめくると、もみ手でもしながら近寄ってくる詐欺師のような秋元様。ぬるっと距離を縮められて、いつのまにか懐に入られているかも… 本気で怖いです。以後、ここでの表記は「秋元様」で統一します。で、対談の中身ですが、構成はヴィジュアル系の専門家 市川哲史 さんがされていますよ。この対談は現在発売中の『 K album 』のプロモーションで行われたものです。なので、私も『 K album 』を聴いた後で読むことにしました。内容に影響を受けるのもなんなので。
- アーティスト: KinKi Kids
- 出版社/メーカー: ジャニーズ・エンタテイメント
- 発売日: 2011/11/09
- メディア: CD
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『 K album 』素晴らしいですね!! 特に 松本隆3作品は語りたいこといっぱいです。また、別に書きます。よろしければ、それまでに聴いておいてください。今回も問題作ありですw やっぱり、こうでないといけない! 作家陣が腕を競い合う。それが ジャニーズ歌謡 の醍醐味でしょう。マーケティングして、企画会議して、利益をどうやって伸ばして行くか? そんなことよりも大事なことがあるんですよ!! 他の作品もいいです。どれもハイクオリティ。昨年は SMAP のアルバムが一番印象深かったですけど、今年は KinKi Kids のこれですね。柏手!!
秋元様は『破滅的Passion 』という作品を提供されています。作曲は Speed の伊秩弘将さんです。いい楽曲だと思います。でもね、松本派の私としては「未だに自意識の歌なのか?」と思わずにいれません。いや、これを喜ぶファンもいると思うのでアルバムに入ってること自体はいいと思いますが。でも『雨の Melody 』の焼き直しでしょう。あのとき、こうしてればよかったと。それにタイトルにある「破滅的」もそれをリアルに感じさせる言葉がありませんよね? もちろん、スターの座を降りてってことでしょうけど。それは「破滅的」というより「若気の至り」ではないですか? 実際、2人もアイドルをやめたいと本気で考えた時期もあったでしょうけど、いまはそれも引き受けてる。その姿に成長を感じるのは間違いなのでしょうか? 5年前に聴きたかった。
秋元様には 森高千里『 A君の悲劇 』でも聴いてほしいですね。女子はどんどん先に行きます。あの頃の自分は間違っていたと言ったところで、「私はうまくやってる」と言われるだけですよ。キンキの2人が言うなら別と言う人もいるでしょうけど、それを言うなら2人が好きになるほどの女性ですから。もうひとつ、対談の内容に関しても引っかかったので、書いておきます。一部抜粋。
剛:K-POP は、「歌」というより「サウンド」って感じの作り方をしてると僕は思うんですよ。それを相当いろいろ考えて作ってるなって。
秋元:それはそれで素晴らしいことなんだよね。昔は「このサビ、売れ線だね」「オイシイね」とか言う人がたくさんいたんだけど、いつしかいなくなった。そうやって J-POP が否定してきた売れ線メロディーを、すっかり K-POP に持って行かれちゃった。その貪欲なこだわりやサービス精神が、K-POP なんだろうね。
この部分は 秋元様 の方法論が見れる発言なんですよ。「このサビ、売れ線だね」「オイシイね」って秋元様はずっと言ってたんですw でも、それは J-POP の時代になって否定されました。もっとアーチストイメージも含めたセンスが問われるようになったんです。で、私はこの K-POP について語った部分にショックを受けました。日本で一番売れっ子のプロデューサーが K-POP について語ったことが、的外れもいいとこだったことに! 剛くんの言ってることは間違ってないですよ。K-POP が持ってる「音の質感」のことを言ってるんです。HIPHOP や 音響系以降の POPS ってことです。
でも、秋元様 は K-POP が80年代に自分がやってたような「売れ線メロディー」をパクってくることで、人気を得てると発言してるのです。秋元様は作曲家ではなく作詞家ですがプロデューサーでもあるので「今回はこの曲で行こう」ということもあるのです。しかし、これは本気で思っているのでしょうか? うーん、、、だとしたらボケが始まってると言われても仕方がないですけど、そうではないでしょう。写真のもみ手がそれを裏付けています。たぶん、自分のプロモーションをしてるんですよ。こうやって全部自分に引きつけて行くんですね。