ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ハノイ、やっとまともな不動産価格になるかも。

これはいいニュース。ハノイ最大の集合住宅開発業者が値下げで注目を浴びてるそうです。ベトナムの厳しい金融引き締めは、インフレ抑制だけでなく、不動産価格を下げたいという政府の意思があったと思うんですよね。これまでが高過ぎたんですよ。まあ、将来の成長を見越してということなんでしょうけど。しかし、それでは売れない。売れないのに下げないという状況が続いていました。


だって、地下鉄もないこの不便なハノイが先進諸国の都市と同じような価格っておかし過ぎるでしょう。今回のはもちろん中心地の価格ではないでしょう。でも、これが波及して商業不動産などの価格も下がったらいいですね。これは価格破壊などではなく、まともな商行為ですよ。やっとお金が動きだしそうですね。


◉知られざる庶民派の大実業家、集合住宅の価格破壊を断行
http://www.viet-jo.com/news/special/121207093434.html
『不動産業界はこのところの景気の低迷で、集合住宅市場が凍り付いている。しかしこんな時期にも、社長室には住宅をぜひ購入させて欲しいと訪れる人が絶えない。タン社長が、集合住宅の価格を1平方メートル当たり1000万ドン(約3万9800円)に引き下げたからだ。「商売は戦場にいるのと同じです。値下げしなければ売れないが、値下げすれば人から価格破壊だと批判されます。今の市場では、安売りしなければ共に心中するようなものです。利益が少なくても死ぬよりましですよ」とタン社長。ダイタイン都市区の集合住宅は値下げ後にあっという間に売れて、4000億ドン(約15億9000万円)を売上をもたらしたが、当初の見込みより8000億ドン(約31億9000万円)も圧縮された。(中略)タン社長は西北部ライチャウ省で1987年に建設会社を設立し、その後ラオスに渡る。2000年にハノイ市のリンダム都市区で土地を購入し、ホテルと集合住宅を建設した。それ以来建設した集合住宅の数は30棟に上り、ハノイで最大を誇る』