ハノイの日本人

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明日は東アジア・オーストラリア戦ですよ。後藤健生さん、5000試合観戦達成!

先日の中国戦でサッカー・ジャーナリストの後藤健生さんが生涯観戦試合数5000を達成されたそうですw 凄いですよね? おめでとうございます! 最初が1964年の東京オリンピック。それからほぼ50年をかけて今回の記録を達成されたわけです。どうやって数えたのかって思うでしょ? 後藤さんは観戦したすべての試合をノートに記録されているんですよw


◉生涯観戦試合数5000は思い出深いソウルの地となった(後藤健生
http://www.jsports.co.jp/press/article/N2013072320311702.html
東アジアカップ初戦の日本対中国戦で、僕の生涯観戦試合数がちょうど5000試合に達した。「記念すべき5000試合」が勝利で終われなかったのは残念なことだったが、ソウルでの試合になったことには感慨を抱かざるを得ない。ソウルは、僕のサッカー観戦歴の中でも思い出深い場所の一つだからである。最初にサッカーを(生で)観たのは1964年10月11日だったから、まる49年。足掛け50年ということになる。東京オリンピックのグループリーグ初戦ハンガリー対モロッコの試合だった。東京オリンピック当時、僕は小学校6年生だった。東京の新宿の学校に通っていたので、学校から「オリンピック見学」に連れて行かれたのである。当時の日本ではサッカーは完全なマイナー競技だった。サッカーの試合に連れて行かれると聞いて、小学生たちは百科事典を引っ張り出してきて「サッカー」というのはいったいどんなものなのかを調べたのである。入場券も売れていなかった。たとえば、日本代表がアルゼンチンを破った歴史的な試合は国立競技場ではなく駒沢の陸上競技場が会場だった(国立はハンガリー対モロッコの他には三位決定戦と決勝だけに使われた)。駒沢の収容力は約2万人程度だったが、それでも入場券は売れず、当時の写真を見るとスタンドは動員された制服姿の学生たちの団体で埋まっている』



◉魅力的で、しかし弱点も見せた若い日本代表(後藤健生
http://www.jsports.co.jp/press/article/N2013072212404402.html
『以上のように、まだまだ不十分ではあるが、しかし、若い選手たちのテクニックとスペースを使うパスセンスには大きな魅力を感じることができた……。そんな、新チームの門出の試合だった……。と、言いたいところだが、それは「90分間」ではなく、「60分間」のことだった。前半の立ち上がり、ロングボールを入れてくる中国のプレーに押し込まれてしまい、ミスを連発。クリアボールを拾われてワンタッチでつながれてあっけなくPKを献上。その後、16分にスローインからつながれて、最後にヘディングで狙われた場面まで、日本にはほとんどチャンスらしいチャンスもなかった。そして、3‐1とリードして、後はゲームをしっかりクローズさせればいい残りの10分間。シュート力のあるワン・ヨンポをフリーにしてしまって、強烈なシュートを許し、バーに当たったシュートのこぼれ球をめぐる競り合いでこの試合2度目のPK。そして、簡単にクロスをあげさせてしまい、しかも逆サイドから入ってきたスン・ケーもフリーにしてしまい、同点ゴールを叩き込まれてしまった。90分間、ゲームをコントロールしていたのに、開始早々の時間帯の失点。そして、守りを固めて試合を終わらせるべき終了間際の失点。ロングボールに対する守り。クロスへの対応。要するに、フィジカル的に強い相手との競り合いで反則を取られる傾向……。このところ、フルメンバーの日本代表が何度も繰り返してきた同じ過ちを、この若いチームもやはり同じように繰り返してしまったということになる。日本の伝統は守られたようである』


後藤さんも書かれていますが、中国戦の駒野と栗原は明らかにコンディションが悪かったですよね? 前半で替えてもよかったはず。まあ、Jリーグからの連戦で疲れはあるでしょう。しかし、有効な交代は見られなかった。そして、また2点のリードを守れなかったわけです。杉山さんはボールの支配率にその原因があると指摘され、さらに敗因の7割は監督にあると言われています。


◉中国相手にボール支配率で勝れない日本のパスサッカー。(杉山茂樹
http://blog.livedoor.jp/sugicc402/
『工藤にダメ押しともいえる3点目を許し、意気消沈する相手を立ち直らせてしまった原因は、僕がいつも述べている日本のパスワークにあった。ボールを失うリスクを冒してまで、なぜそんな難しいパス交換をするのか。その結果、日本は悪いボールの奪われ方を繰り返し、ペースを失っていた中国に、回復の機会を与えることになった。安定したボール支配ができない。ボールを長い時間保持できない。パスサッカーを標榜しているのに、ボール支配率で相手に優位に立つことができない。支配率の低いカウンターサッカーに陥ってしまう。(中略)中国戦でも、4−2−3−1の3の両サイドと両サイドバックが連携してサイドを崩すシーンはほとんどなかった。3の両サイドが、サイドでポスト役を果たせないところ、すなわち、タッチライン際でボールを支配する時間が少ないところに、支配率が上がらない原因がある。逆に中国はそれができていた。支配率で日本と互角以上に渡り合えた理由に他ならない。日本のパスワークが奪われやすいルートを辿ったのに対し、中国は奪われにくいルートを辿った。日本の選手に、その意識はまるでなかった。一見、上手そうではない中国に対し、なぜ支配率で劣るのか。カウンターサッカーに陥ってしまうのか。その点を改善しようとするために、原博実技術委員長は、3年前、スペイン人監督を軸に新監督探しを行った。その結果、ザッケローニが代表監督の座に収まった。そうした従来の日本の癖を治せる人物だと原博実氏は踏んのだろう。ところが、現状では、支配率の高い攻撃的なサッカーはできていない。ザッケローニはこの問題に手を打てずにいる。日本独特の病を改善できずにいる。終盤、中国に追い上げられる理由はハッキリしていた。にもかかわらず、ザッケローニは手を打てなかった。日本式サッカーにどっぷり浸かってしまった状態にある。監督交替こそが一番の近道。中国戦。「敗因」の7割は監督にあり。僕はそう思っている』


なるほどー。たしかに、中国はサイドから崩すシーンが何度も見られました。逆に、日本はどうだったか? 4−2−3−1の3の両サイドと両サイドバックの連携はほとんど見られなかったように思います。明日の試合もこの点に注目して観てみましょう。


東アジアカップ(男子)
◎7月21日(日)日本3−3中国 2点リード守れず!
◎7月25日(木)日本 VS オーストラリア(フジ、20:00)
◎7月28日(日)韓国 VS 日本(フジ、20:00)


東アジアカップ(女子)
◎7月20日(土)日本2−0中国 勝利!
◎7月25日(木)日本 VS 北朝鮮(フジ、17:15)
◎7月27日(土)韓国 VS 日本(フジ、20:00)