ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

母が入院してから4ヶ月が経った。

(これまでのあらすじ)相変わらず病院に通っています。4ヶ月前、母は重度の糖尿病から脳出血して倒れました。そして、その後遺症で右手右足が麻痺していたのです。発症から3ヶ月ほどはリハビリ次第で急速に回復もするが、それ以降は緩やかにしか回復しないと医師から聞いています。


そうですね。前回書いたように3ヶ月を過ぎて、回復はかなり緩やかなものになっています。あまり進まなくなりました。なので、右手が自由に使えるようになるのは、かなり難しそうです。ただ、糖尿病の方が少し改善して来ました。以前はご飯の前に必ずインシュリンを打っていたのですが、今週に入って寝る前だけになっています。もちろん、薬は飲んでるんですけど。


精神面はさらに悪化しています。毎朝9時になると電話が鳴ります。病院にいる母が家に帰るから迎えに来てくれと言って来るのです。もっと早い時間のときは、看護師さんたちが止めてくれているのでしょう。父が出掛けて行き、看護師さんたちと母をなだめます。現在は精神を安定させるために、かなり強い薬を使っています。夕方4時に私が病院へ行き父と交代します。そして、母が寝付くまで病院にいます。


母が荒れるタイミングはだいたい決まっています。朝起きたとき。ご飯のとき(団体行動が苦手)。週2回のシャワーのとき(最近入りたがらない)。昼寝をしないで疲れたとき。付き添いがいないときです。きのうは2回荒れました。そうなるとこっちはクタクタです。


いま一番キツいのは「あんたは働かないのか?」と言われることです。きのうはやっと落ち着いて昼寝をさせようと思った時に、その発言がありました。これにはかなり消耗しました。私は病室で笑えない状態になったのです。なので、晩飯が終わり、母がまた家に帰ると言い出したときには、もう半ギレ状態で対応しました。「じゃあ、僕もベトナムに帰る」と応戦してみたのです。母をなだめる側に回してやりました。


かなりマズい雰囲気になっていたのでしょう。ベテランの看護師さんがやってきて、私に明日も来ると約束させ、家に帰らせるという対応を取ってくれました。病院の人たちは一生懸命対応してくれています。これ以上病院に注文をつけても薬が強くなるだけだと思います。


一日では回復できないと判断した私は、きょうは病院に行きませんでした。家で掃除と洗濯をし、市の老人ケアセンターに行って庭の雑草駆除の依頼をし、それからネットカフェで数時間マンガを読んで過ごしました。なんとかリセットできた気がします。