ハノイの日本人

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両親に認知症治療をさせない兄と、本気で戦うしかないようだ・・・・

先週、母を病院へ連れて行くため、神戸に行って来ました。慢性硬膜下血腫の手術のあとの経過を確かめる検査があったのです。ところが、母が5分と我慢出来ずに帰りたいと言い出しました。車椅子から降りて逃げ出そうとし、転倒しそうになることもありました。イライラが止まらないと言い「もう、あかんのや」と徘徊を続けます。


止めようとするとテンションがさらに上がるので、後ろをついて行くしかありません。リハビリ病院にいた頃と同じような状況に逆戻りしてしまったようです。前にも書きましたが母が通っている神鋼病院は、今回の対応も素晴らしかったです。


まず、母は救命の方に歩いて行ってしまったのですが、そこを通りがかった先生がこちらを見ながら「えっ?」って顔をされました。私は母にバレないように「すいません、徘徊中なんです」と言って頭を下げたところ、理解を示し「そのままどうぞ」というジェスチャーをして立ち去られました。さらに、母が病院を出て車道に飛び出しそうになりました。


「わかったから帰ろう。お財布を取ってくるから一緒に行こう」と診察室の方へ連れて行きました。しかし、患者さんが待たれているところまで行くと、人がいっぱいだから行きたくないと言います。しょうがないので、受付に「もう我慢出来ないようなのできょうは帰ります」と伝えました。先に CT の撮影は済んでいたので、問題があれば連絡をくれるだろうと考えました。すると、受付の方はすぐに先生に相談してくれたようで、2人分順番を飛ばして診察を受けさしてくれたのです。本当に感謝です。


経過は良く今回で診察は終了だと言って頂きました。ホッとしました。前回の手術のあとで転倒があったので再発を心配していたのです。しかし、ここからがまた大変でした。診察料を払って帰ろうと思ったのですが、この病院ではそこでも待ち時間があるのです。繁盛してるんですよw やはり母は我慢出来なくなり、車椅子から離れようとします。さらに、ご飯が食べたいと言い出したので、病院の食堂に行きました。


どうして、こんなに酷い状況になったんでしょう? これはなにかあると思い、施設に戻ってから看護師さんに話を聞きました。医師に相談してくれと言われました。ちょうど、きょうは診察の巡回がある日だったのです。さっそく、母の症状について聞きました。医師は「お兄さんのご要望で薬の処方を変更した」と言いました。なんで? 転倒を気にしてのことらしいですが、だったら認知症の治療もさっさと始めたらいいのに!


前回、認知症の検査をその医師から受けるとも聞いていました。でも、その医師は診療内科の先生で、認知症の検査は出来ないそうです。前回看護師さんから聞いたのはなんだったのか? 結局、2人ともまだ検査は受けていないのです。もう、我慢の限界です。兄と戦う決意をしました。以下の要求が受け入れられないのであれば、それなりの対処をしたいと思います。要求は2つです。決して難しい要求ではありません。すぐにでも対応可能なものです。


 1. 認知症の検査を両親共に受けさせる。そして、医師の治療を受けさせる

 2. 兄が禁じている施設から私への連絡を再開させる


さて、どのような方法で戦うかです。一つは前回も書いた法律相談を使います。どのような方向に行くかはまだ書きません。正直、どれだけ酷いことをしてるとしても兄を訴えるというのはハードルが高いものです。なので、もう少し現実的な方法も用意しようと思います。ちょうど、兄の著者が筑摩書房から最近出たそうです。宣戦布告も兼ねてここで書評を書こうと思います。まだ、読んではいませんが、締めの文章だけはすでに考えてあります。


 ⇒こんなに立派な本を書く兄が、病気の両親に対してはどうして酷いことをするのでしょう? 父も母も認知症の症状がはっきりと出ているのに、兄は治療どころか検査すらしないよう施設に命じているのです。両親と仲が良かったはずの兄になにがあったのでしょう? そして、認知機能がすべて失われたときには、どのような行動にでるつもりなのでしょう? 本書を読みながらそんなことを考えました。