先月、兄が母の認知症検査を許可してくれました。昨年末の検査日からかなり時間が経ちましたが、とにかく１歩前進です。神戸の病院で最初の診察を受けて来ました。父も念のため一緒に受けてもらいました。３日間休みを頂き以下のような感じで神戸に行ってきました。私のミッションはもちろん最終日の病院にたどり着くことです。間に両親の同窓会旅行が入っていたので、かなり疲れる行程でした。
26日（月）父検査
27日（火）両親の同窓会旅行（１泊）
28日（水）両親の診察
26日は早朝から神戸に向かい、朝10時から父の心臓の定期検診。ずっと前に手術をしており、念のため定期的にチェックを受けています。この日はそれだけ。午後からは買い物に出掛けました。そして、翌日ですよ。同窓会旅行。両親は大学の研究室で出会っているんです。そのゼミの同窓会旅行。何十年経ってるの？ みんな80歳以上w
幹事の方が手配されたミニバスで新神戸駅から出発。明石海峡大橋を渡り淡路島へ。高速道路を南下。鳴門の渦潮の観光船がでる港まで。ここに人形浄瑠璃を見せる劇場がありました。母が疲れて途中退席したので最後まで観れませんでしたが、なかなか立派なものでしたよ。
◉淡路島 人形浄瑠璃
http://www.awajiningyo-support.or.jp/museum/kangeki.html
その後、みなさんは渦潮を観に行かれたのですが、私たちは別行動でホテルにチェックイン。ああ、このホテル以前にも泊まったよね？ 雰囲気が違うのは中国人観光客が多いことか。淡路島はいつの間にかリゾート・アイランドに変貌していたのです。少し休んで、父が母と大浴場に行こうとしたので引き止めました。歩行が不安定なので一人でお風呂は非常に危険です。父一人で行ってもらいました。
夕食は18時から宴会。私は母の隣に座り食事の介助。宴会の雰囲気の中では申し訳ない気もしたのですが、まあ、しょうがない。それよりも、この日は日本代表の試合があったわけです。しょうもない試合だと言っても、サポーターなら観なきゃ行けません。ネットでは悪口言ってる奴はサポーターじゃないとか、反日だとか言われますが、それは間違いです。やりたいことが他に沢山あるのに、わざわざしょうもない試合を観る。いつか笑って話せる日のために・・・・
次の日。両親は９時過ぎまで宴会してたようなので、観光は諦めてホテルでゆっくり過ごすことを提案。母はかなり疲労の色が見え「そうしよう」と言いました。父はみなさんと一緒に行動したい様子だったので、待ち合わせ場所を決めて落ち合うことに。ロビーの集合時間までにまだ時間があったので、私は大浴場に行くことにしました。ところが、自分の泊まっている階に戻って来たところ、両親が荷物を持ってエレベーター前にいました。まだ集合時間の30分も前なのに。
お前のわがままは許されないって調子で、みんなと行動しなければならないと主張します。きのうも母が腰痛を訴えて別行動したのに、さらに疲れているきょうは無理だと言いました。それでも決意は固いらしく「もうそんなことは言うな！」と母の腕を引いてロビーに降りて行きました。やれやれ。
案の定、最初に行った「いざなぎ神宮」の入口で母は腰が痛いとしゃがみ込みました。それからは父には観光を継続してもらい、母とミニバスのなかで過ごしました。でも最後に行った「五斗長垣内遺跡」がよかったです。敷地内を歩くことは諦めたのですが、丘陵地にあるその施設の建物から海を見るだけでも気分がよかったです。天気のいい日はお薦めですよ。土日はカフェも営業しているようで、ランチはおいしそうでした。
◉五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)のご案内
http://www.city.awaji.lg.jp/soshiki/shakai/gossa-iseki.html
『五斗長垣内遺跡は、今からおよそ1,800〜1,900年前の弥生時代後期に鉄器づくりを行っていたムラの跡です。発掘調査では23棟の竪穴建物跡が見つかり、その内の12棟で鉄器づくりを行っていたことがわかりました。100点を超える鉄製品をはじめ、多数の石製鍛冶工具類なども発見されており、当時の鉄器づくりの様子を詳しく知ることができる遺跡として、その重要性が高く評価され、平成２４年９月１９日に国史跡に指定されました』
昼食を14時前に食べ、急いで新神戸に。地方から来られている方もいたので、電車の時間に間に合わなくなりそうでした。こちらも病院へ行かねばなりません。電話を入れ遅れながらも15:30には到着しました。前にも書いた神鋼病院です。丁寧に説明があり、検査の日取りを決めました。来月前半までは予約が埋まっているそうで、月後半になるとのことでした。私は来月旅行に出掛けます。結局、帰って来た次の日に検査を入れることになりました。今回のミッション完了。疲れた。
