ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

明日はコスタリカ戦だね。

 

明日が待ち遠しいです。コスタリカ戦、どうなるかな。苦手なタイプの相手かもしれないけど、関係ないでしょ。最高の試合を期待しています。

 

 

 

 

それはそうと、またゴミ拾いが話題になってますね。初出場したフランス大会から、毎回このニュースは話題になります。でも今回は厳しい意見もあるみたい。ドイツに勝ってからのゴミ拾いなんだし、いい話になってると思うけど。

 

 

コスタリカ戦の予想をするのは楽しいけど、結局は試合になってみないとわからないし。ゴミ拾いの話題はちょうどいい箸休めになる。普段サッカーに興味ない人には特に。

 

 

これも毎回書いてる気がするけど、ゴミ拾いはなぜ始まったか? 昔、聞いたことがあります。サッカー日本代表サポーターにウルトラスがあります。リーダーは Jリーグが始まる以前から応援をしてきた植田朝日さん。彼は1997年のフランスワールドカップ最終予選のホーム国立で、スタジアムをブルーに染めたかった。

 

 

しかし、当時はまだブルーのユニを着て、スタジアムに来る人が多数ではなかったのです。そこで当日、有志に伝達し、家からゴミ袋を持ってきて、スタジアムをブルーに染めようと呼びかけたのです。そのアイデアは大成功でした。

 

 

日本代表が初出場を目指した最終予選は熾烈を極めました。例の暴動事件もあったときです。でもこの予選のスタジアムでの大応援は、やはり歴史に残るものでした。ウルトラスはスタジアムや消防署と交渉して、大量の紙吹雪を用意し、それがゴール裏で巻き上げられました。ナイター照明が乱反射して、とても綺麗だった。これを観たサポーターは感動に震えたそうです。

 

 

このとき、紙吹雪を拾い集める大掃除が行われました。芝生を痛めないように、紙自体は大きめに切られていたそうですが。やはり大変ではあったでしょう。ゴミ袋と試合後のゴミ拾い。それはいつの間にか儀式のようになっていたのです。

 

 

1998年フランス・ワールドカップ。初戦のアルゼンチン戦は、チケットが200万円で転売されてると話題にもなりました。最初で最後の初出場の試合を観に、たくさんの日本人が駆けつけたのです。チケットも持たずに。

 

 

私も3試合目のジャマイカ戦、敗退が決まった後の試合を観ることができました。あれも経験でしたね。そして、その前の試合、クロアチア戦の後ですかね、ゴミ拾いが話題になったんです。さらに、大会後にはユネスコのフェアプレー賞も受賞。世界的に日本サポーターのゴミ拾いは有名になりました。

 

 

大会後、植田朝日さんに聞きました。フランス大会でゴミ拾いを呼びかけたことはない。国立は俺たちのホームだから綺麗にするけど、どこでもそれをやるわけじゃない。でもゴミ拾いをしてる人に文句をつけるつもりもない。そのような話をされていました。

 

 

このフランス大会は、ご存知の通り1勝もできず、3敗して日本代表は帰国したのです。3試合目のジャマイカ戦は、フランスで生放送されなかった唯一の試合だったはず。ジャマイカも敗退が決まっており、完全な消化試合だった。ジャマイカが日本戦を前にディズニーランドに遊びに行ったニュースもあった。いいところがなかった中で、唯一誉められたのがサポーターのゴミ拾い。複雑な心境にもなりますよね。

 

 

それから思うと、日本代表は強くなりました。そして、強くなってもゴミ拾いはニュースになる。なんか不思議な気もします。コスタリカ戦、頑張って下さい!