ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

やはり、ツアーの方が安い。(ハロン湾2)

バスに乗っている間中、車掌を睨んでいたからかも知れません。私は目的地のバイチャイ(Bai Chay )ではなく、大きな橋の手前にある山道で降ろされました。文句を言ったのですが、車掌は聞く耳を持ってくれません。すると、すかさずバイクタクシーが寄ってきました。「いくらだ?」と聞くと「4万ドン」というので、無視して山道を歩きだしました。もちろん、ホテル街までどのくらいの距離があるのか知りません。しかし、すぐにバイクタクシーは追いかけて来て、「2万ドンでいい」と言ってきました。



バイクに乗ってからわかったのですが、ホテルまでは結構な距離がありました。海岸沿いにバイクで走るのは、なかなかいい気分でした。ホテルが密集しているバイチャイに到着し、海岸沿いのホテルに連れて行かれました。「高いんじゃないの?」と思ったのですが、部屋を見せてもらったところ、最上階の広い部屋で1泊50万ドン(2500円ほど)でしたから、そこで泊まることにしました。なにしろ、疲労でこれ以上動きたくなかったというのもあります。でも、なかなかの景色でしょ?


このホテルは郵便局の前のロータリーを挟んで向かいにあるホテルです。本来ならもっと高い料金のはずです。いまはシーズンオフなのでしょう。数年前に熱海に行ったときみたいに閑散としていました。静かなので、それはそれでよかったです。


もう、夜8時になっていましたから、さっそく食事にでかけました。郵便局の前の坂道を上がって行くと、両サイドにミニホテルが並んでいます。左に曲がるカーブのところに小ぎれいなレストランがありました。オーナーはドイツ語ができるようで看板にもドイツ語が書かれていました。ここで2晩とも食事をしました。1日目はエビを、2日目はイカをたべました。体調が悪かったので、両日ともゆでてもらいました。しかし、ベトナムではいつもそうなのですが、ゆでるときに塩をいれていないので、京都人的には物足りないんですよ。やっぱり、「料理の命は塩ですから!」。日本人の人たちも後から塩をつければ一緒だろうと言うのですけど、それでは満足できないんですよ。なんか締まらない感じなんです。もちろん、新鮮なのでおいしいんですけどね。あと、この店はなぜかチキンスープがおいしかったです。チキンとしいたけが入ったトロっとしたスープです。


ホテルに戻ってくると、従業員が外で私を待ち構えていました。ホテルをでるときに、ハロン湾クルーズを薦めてきたのですが、あまりに高かったので断ったのです。それでもしつこく私の帰りを待ち構えていたわけです。先ほどは4時間で130万ドン(6500円ほど)と言われました。それだけ出せば、旅行社のツアー代金が払えます。ホテル代も、バス代も、食事代も、全部込みです。「ふざけんな!」と思いました。そして、今度は「グループで行くクルーズを紹介する。そちらの方が安い」と言ってきました。それでも80万ドン(4000円ほど)でした。



せっかく、ハロン湾まできたのです。それくらい出せばよかったのかも知れません。でも、その気にならなかったんですよね。もう少し、自分で探す方を選択しました。でも、ホテル自体はよかったです。ゆっくり休むことができました。(つづく)