ハノイの日本人

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小沢健二で好きな曲 ベスト3。 痛快ウキウキ

ベスト3の最後です。『痛快ウキウキ通り』です。カラオケで歌ってて、意識を失いそうになったことがあります。あれは危なかったw 本当はカップリングの『流れ星ビバップ』もめちゃエモーショナルな曲で大好きな曲です。選ばないとけないんですけど、まあ同じシングルなので一緒に。




『痛快ウキウキ通り』は 95年12月に出たシングルですね。フィッシュマンズの佐藤さんもそうだったけど、小沢健二さんもかなりヒップホップを意識している作っている人でした。それが楽曲に現れていましたよね。私はこの曲でもそう感じるんですよ。早口で歌ってる曲という人も多いようですけど、遅いところはすごく遅いんです。例えば、出だしのところどうですか? 「プラダの靴がほしいの」は演歌なみにこぶしを効かせて歌えるぐらいの言葉の置き方ですよ。ラップではないですけど、言葉に力を入れて歌う感じになっています。普通、ヒップホップというとみんな韻をふむ方に行くんですけどね。おもしろいですね。


  喜びを他の誰かと分かりあう!
  それだけがこの世の中を熱くする!


全体としては、ちょっと捻ったクリスマスソングなんですけど、この2行だけで完全にクラシックですね。私がラッパーだったら、この2行を使って別の曲を作るなー。それだけ価値のある2行だと思います。そう言えば音楽誌『 Bad News 』の小沢健二インタビューで、バリーホワイトと並べて「愛の伝道師」として小沢健二は紹介されていたけどw まさに、この2行で伝導されたましたよ! で、最後にこれ歌ってて意識を失いそうになった話。


まだロフトプラスワンで働いてた頃、ライター学校(ライターズデン)仲間だった高校生たちが店で『パジャマパーティー』のイベントを開いたんです。出演者もお客も全員パジャマ着用ですw 当時、私はパジャマにこだわりがあったんですよ! 彼女ができるごとにお揃いのパジャマを買うという儀式をしてましたw 一緒にいてぐっすり寝れる相手としか付き合わないとか思ってましたw だから、パジャマは特別なんですw 彼女たちが『パジャマパーティー』を開くと言ったときは大喜びでした。あれはいいイベントだったな。


ステージでいろいろ彼女たちが話して、そのあとカラオケをしようということになりました(そう言えば、なぜか太田出版のエラい人が暴れるという事件もあったな)。みんなでカラオケしてたんだけど、『痛快ウキウキ通り』がかかったらマイクの奪い合いになったんです。そこにいる全員で歌いました。ライター学校の仲間たちはみんな小沢健二が好きだったから、一緒に歌ってるのが本当に楽しかった。まさに「喜びを他の誰かと分かり合う」です。で、幸せすぎたんでしょうね。このまま声を出してたら意識を失うってところまで行ってしまったんです。途中で歌うのやめましたw そのまま歌ってたら倒れてたと思います。あれは明らかにトランス状態の一歩手前でした。凄い曲ですよ。


そう言えば、あのとき出演者の子のお母さんとデートする約束をしたんですよ。なんだったっけ? 誰かのライブに一緒に行こうと盛り上がってた。そしたら離婚したはずの旦那が邪魔して来たw それでその話は流れたんだ。たぶん、この件もオザケン効果でしょうw