ハノイの日本人

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山P 握手会 と サプライズ を嫌う人々。

山下智久 の握手会について、また『サイゾーウーマン』がごちゃごちゃ言ってます。「ファンをファンとも思わないジャニーズ事務所のやり口」とまで書いています。ずいぶん厳しい語り口ですね。一体、なにがそこまで気に入らなかったのでしょう?


◉CD品切れで「着払い」対応!? 山下智久握手会で次々とルール崩壊
http://www.cyzowoman.com/2011/01/post_3063.html
『事務所的には「音楽チャート1位をとるために、とにかく枚数さえさばければいい」ということかもしれないが、その場しのぎの商法を優先し、ファンをファンとも思わないジャニーズ事務所のやり口には相変わらず呆れるばかりだ。本来ならば幸せなイベントとなるはずの握手会だが、これでは山下もファンも不本意なものだったに違いない。熱心に応援しているファンに愛想を尽かされたくなければ、ファンの不信感を募らせるような対応は改善していかねばならないだろう』
 

「なんでそこまで上から目線で語ってんの?」という疑問はさて置き『サイゾーウーマン』が不満に思っている点を以下に簡略化して書きます。「発表が前日だった」「早朝7時にはファンが集まり過ぎて、列に並ぶこともできない状態だった」「誘導員が少なかった」「用意していた CD がなくなった時点で終了と言われた」「それでも帰らないファンが多数いたため、主催者側が着払いで CD を買ってもらうという対応を取り、残ったファンだけ握手ができた」と、まあ、こんな感じです。リンク先で見てもらったらいいですが、書いてあるのは本当にこのようなことです。これの一体どこが「ファンをファンとも思わないやり口」なのでしょうか?


たしかに、来た全員が握手できなかったというのは、残念な話ではあるでしょう。そこに ジャニーズ・サイド の不手際があったことも否定できません。でも、前日に決まったのなら、集められる CD の数にも限界があるでしょう。その中でファンのために最善を尽くしたように見えますけど。早朝に集まったファンの数に驚いて、握手会のスタートを早めたという話もあります。まあ、問題は問題として 改善すればいいことです。


で、今回のイベントはなかった方がよかったのでしょうか? 私は今回のシングル『はだかんぼー』発売の告知がされたときから、サプライズ の連続で ずいぶん楽しませてもらいました。「そのタイトルはすげーな!」「デイリー2位!危うし 山P」「握手会決定!」「週間チャート僅差で1位!」などなど、『はだかんぼー』というシングルが忘れられなくなりましたよ。そういう普通の J-POP では起こり得ないことが起きるのが ジャニーズの醍醐味なのです。ごちそうさまでした。


サイゾーおばさん(編集長)は厳しいご両親に育てられた優等生です。優等生は概して「サプライズ」を好みません。計画的に、完璧を求めるタイプが多いのです。今回の記事を見ていると、サイゾーおばさんもそのタイプなのでしょう。本来、今回の出来事で一番考えなくてはならないのは、「今後、CD をどのように販売して行くか?」です。ジャニーズ 以外では 従来の意味での「CD」というビジネスモデルは既に崩壊してるんですよ。AKB はイベントへの参加券としての「CD」を提示しました。それは彼女らのファンに支持されています。実のところ、それもなしに 嵐 があれだけ売れていることこそ、特異な現象なんです。今回のイベントが「ジャニーズの方針転換」のきっかけになるかもしれないですね。


最後に、握手できなかったファンが不満を言うのは当然です。言ったらいいと思います。私もサッカーを観に行って、観れなかった体験が何度もあります。もちろん、そのときは文句ばかり言ってました。でも、そこで成長するんですよ。次からはもっとうまくやる。観れなかった体験も「体験」のうちです。まあ、今は納得できないでしょうけど、次の機会があったときに活かしてほしですね。