少し水準は上がったものの、またボックス相場入りしそうなホーチミン市場です。しかし、きょうはニュースがたくさん出ていますね。一番下の記事を見ると、CPI の数値は先月に引き続きインフレが収まってきたことを示しています。たぶん、今週発表される全国の数値もいい感じになるでしょう。ただ、貿易赤字に関しては先月が特別だっただけで、構造的な要因が解消されたわけではないことが示された気がします。で、株はどうしたらいいか?
いろんなことを計りにかける感じですよね? 貿易赤字が増えるなら、ドンの切り下げが再度行われるのか? ベトナム以外、例えば 欧州の状況は影響して来るのか? 恐らく、株が動き出すのは、ベトナム政府が本格的に利下げを始めてからだと思います。でも、それは物価がマイナスに転じてからでも遅くないと思います。たぶん、それぐらいの慎重さを海外からの視線は求めていると思います。
9月20日(火)
◎ハノイ株式市場 74.38 -1.63(-2.14%)
売買高4241万1800株/売買代金4896億9700万ドン
2営業日ぶりに反落。上昇銘柄数は85、下落銘柄数187。
◎ホーチミン株式市場 454.37 -7.31(-1.58%) *VN-index
売買高4615万975株/売買代金8867億2000万ドン
2営業日ぶりに反落。上昇銘柄数は55、下落銘柄数は193。海外投資家は売り越し。
◉利益確定売りに押されてインデックスはともに下落(ベトナム株情報)
http://www.viet-kabu.com/news_d/general/110920060535.html
『ホーチミン証券取引所は前日比マイナスで寄り付く。第2節に入っても売り主導の相場となり、下値模索の展開が続く。第3節も売り主導の相場となり、ほぼ安値引け、前日比マイナスで取引が終了した』
◉CPIの発表を見極めたいムード、両市場ともに反落(マネーベトナム)
http://www.moneyvietnam.com/index.php?option=com_news&op1=market&sid=29792
『20日のベトナム株式市場は、VN‐インデックスの寄り付きこそは、小幅マイナスから始まったものの、直後に急速に下げ幅を拡大、軟調な動きが継続された。一方、HNX‐インデックスはプラス圏から取引が始まったものの、相場全体の地合いの悪さからマイナス圏に転落し、下値を模索する動きが展開された。ハノイ市統計局が発表した同市の年初9ヶ月の貿易赤字見込額は112.3億米ドルに上るとの事が(詳細はトピックスにて)伝わり、貿易赤字が拡大するとの懸念が一段と高まり、インデックスはマイナス圏での推移となった。また、国内では、ベトナム南部のロンアン省の9月消費者物価指数(CPI)上昇率は前月比0.39%と、7月の0.93%と8月の0.68%に比べ縮小した(詳細はトピックスにて)などと発表されたことも、全国のCPIを見極めたいムードを広げ、買いを手控える一因になったようだ。大引けにかけて時価総額上位銘柄を中心に売り圧力が増加したことで両市場ともに安圏で取引が終了した』