きのう、欧州危機への救済策で合意があったということで、世界各国の株価が急騰しています。でも、現実はそう甘くないようです。結局、日本や中国にお金を出させるという話がついているのではないか？と識者の方々は語られています。
◉欧州大夜総会 実況中継 最新書き込み版（Gucci Post）
http://guccipost.jp/cgi-bin/WebObjects/12336a3d498.woa/
『つまり、１７カ国の欧州諸国の拠出によるそもそもの救済基金であるＥＦＳＦが増額できなくなったので、欧州以外の、いいですか、それ以外の中国、日本などの拠出による新たな救済ファンドの設立を模索しましょう、となりました。そりゃーないでしょ、いくらなんでも・・・・・』
◉欧州救済プランの枠組みが出てきた（TrinityNYC）
http://togetter.com/li/206459
とは言え、しばらくの時間稼ぎにはなったのでしょう。きょうのベトナム株の急騰は、短期で値幅を取る人たちが信用を使って買ったためと言えそうです。また、きょうもドン安調整があったようです。どこまで行くのか？ 『マネーベトナム』の記事では「年末に向けて決済シーズンの到来で、米ドルを必要とする多くの企業が調達の困難に直面している」と書かれていました。そうか。銀行金利の問題を忘れていました。こんなのも影響するのかな？
現在、ベトナムの銀行では店頭に「VND：14％ USD：２％」という表示が掲げられています。ほとんどの銀行でそうです。預金の上限金利が決められているのです。それは政府がベトナムドンと USドルの２つの通貨が流通する状況を問題視しての対策でした。これがなければ、たぶん USドルの預金金利は５％くらいになっているのではないでしょうか？
10月28日（金）
◎ハノイ株式市場 69.94 +2.16（3.19％）
売買高5079万2020株／売買代金5049億4800万ドン
２営業日ぶりに反発。上昇銘柄数は242、下落銘柄数55。
◎ホーチミン株式市場 422.07 +7.32（1.76％） ＊VN-index
売買高4136万7331株／売買代金7004億3800万ドン
３営業日続伸。上昇銘柄数は203、下落銘柄数は38。海外投資家は金額ベースで買い越し。
◉ 世界同時株高を受けて大幅上昇、売買高も一定水準に（ベトナム株情報）
http://www.viet-kabu.com/news_d/general/111028013643.html
『ホーチミン証券取引所は世界同時株高の流れを受けて前日比プラスで寄り付く。第2節に入っても順調に上げ幅を拡大していく。第3節でも買い主導の相場となり、ほぼ高値引け、前日比プラスで取引が終了した。幅広い銘柄に買いが入り、VNインデックスは10月6日以来に420ポイントを回復した』
◉売買代金が1兆ドン超え、VN‐インデックスは420㌽台を回復！（マネーベトナム）
http://www.moneyvietnam.com/index.php?option=com_news&op1=market&sid=30128
『28日のベトナム株式市場は、ほぼ全面高の展開となった。欧州問題の政策対応が進展したことや、米GDPの上昇などを好感した米国株高の影響で、午前のアジア株式市場が上昇するなど、世界的な株高傾向を受けて投資家心理が改善した。VN‐インデックスは不動産や金融セクターなどを中心に幅広い銘柄に買いが入り、終盤にかけても勢いは衰えず高値水準で取引を終了。終値では10月6日以来の420㌽台の回復となった』
