ハノイの日本人

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ベトナム株、反落。年初来安値更新。

ベトナム株、やはりきょうは大きく下げました。下の記事には「インフレ懸念」という言葉があります。でも、それは大丈夫だと思うんです。もう物価上昇の勢いはなくなっています。ただ、電気料金の値上げやテト(旧正月)に向かっての消費意欲の上昇もあって、なかなか金利が下がりそうにない。それで市場のマインドは冷え込んだままって感じです。倒産する企業も増加しています。しかし、政府はこの機会にベトナム構造改革を断行するつもりのようで、その決意は繰り返しアピールされています。一番下にある記事をご覧ください。継続した発展を考えるなら、それは正しいことです。来年の2月くらいまでは我慢でしょう。


ベトナム株が2年7カ月ぶりに360ポイント台割れ―インフレ懸念強まる
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=603769
ベトナム株が再び波乱色を強めている。22日、ベトナムの代表的な株価指数である「VN INDEX」は一時、359.12ポイントまで下押した。同指数が360ポイント以下に沈んだのはリーマン・ショックの後遺症が残っていた09年5月7日以来、約2年7カ月ぶりのこと。今年の2月高値529.2ポイントからの下落率は32%に達した。ベトナムは、実質経済成長率が1−3月の前年同期比5.4%増、4−6月の同5.7%増、7−9月の同6.1%増と好調を持続している。しかし、その一方でインフレが止まらず、このままでは2012年のベトナム経済を危うくしかねない波乱材料として警戒する向きが多い』


◉電気料金20日から62ドン/kWh引上げ、来年15%アップも
http://www.hotnam.com/news/111221113217.html
『商工業省は、ベトナム電力グループ(EVN)に対し12月20日からの電気料金引上げを認めた。平均電気料金は5%、1kWhあたり62ドン引上げられ1,304ドン/kWh(付加価値税含まず)となる。貧困世帯向けの使用電力0〜50kWh、また0〜100kWhの段階は対象外。EVN幹部によると、5%の引上げで6兆ドン(約3億ドル)あまりの増収になる。11%の値上げを求めていたが、インフレ抑制の観点から政府は最低水準の5%引上げしか認めなかった。「この引上げでは、森林環境費の約7,000億ドン(約3,500万ドル)と2012年の燃料コストを賄うだけでしかなく、10兆ドン(約5億ドル)程度の損失が残る。値上げについて国民と対話する用意がある」EVN副社長はこう話した。 首相が公布した市場メカニズムに基づく電気料金調整に関する決定24号によると、5%程度の値上げではEVNは関係機関に通知するだけでよく、政府承認を得る必要がない。 最近の国会質疑でVuong Dinh Hue財務大臣は、財務省、商工業省、EVNの試算で、2012年の新電気料金は15%引上げとなることを明らかにしている』


◉急成長ベトナムはビール戦国時代、日本勢も参戦へ、サッポロ先陣(2)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LWJWIP0YHQ0X01.html
『「ベトナムには世界一のビールポテンシャルがあり、世界中の誰もが進出したい地域だ」。日本メーカーで初めてベトナム工場でビール生産を始めたサッポロ・ベトナムの岸裕文社長は、市場の潜在成長力の大きさを強調する。ライバル会社のキリンホールディングスアサヒグループホールディングスM&A(企業の合併や買収)や提携戦略で東南アジア強化を狙っており、日本市場が縮小する中で、ベトナムビール市場を舞台とした競争が今後激化する見通しだ。キリン食文化研究所が21日発表した2010年の世界主要国のビール消費量によれば、ベトナムは4年連続で順位を上げ、06年の世界23位から13位の消費国になった。06年からの成長率は年平均13%と高成長を遂げている。ベトナム商務省は20年の消費量が10年比で2.2倍の580万キロリットルとなり現在世界7位の日本とほぼ同じ市場規模になると見込む』


12月22日(木)
ハノイ株式市場 58.42  -1.37(-2.29%) 

  売買高3660万3120株/売買代金3229億600万ドン

  2営業日ぶりに反落。上昇銘柄数は57、下落銘柄数170。

ホーチミン株式市場 360.37  -7.35(-2.00%) *VN-index

 売買高4612万7420株/売買代金7876億4800万ドン

 2営業日ぶりに反落。上昇銘柄数は48、下落銘柄数は187。海外投資家は金額ベースで売り越し。


◉値下げ止まらず、VNインデックス年初来安値を更新(ベトナム株情報)
http://www.viet-kabu.com/news_d/market/111222014510.html
ホーチミン証券取引所は前日比マイナスで寄り付く。第2節に入っても流れは変らず、売りが先行し、急速に値を下げていく。第3節に入り下げ止まったものの、ほぼ安値引け、前日比マイナスで取引が終了した。売り先行の相場が続き、VNインデックスは年初来安値を更新した』


◉副首相、2012年に金融引き締め及び財政緊縮政策の堅持を強調(マネーベトナム
http://www.moneyvietnam.com/index.php?option=com_news&op1=market&sid=30422
『12月22日に開催された政府会議において、ヴ・バン・ニン副首相は2012年に金融引き締め政策と財政緊縮政策の堅持を強調した。政府の代表者によると、2012年に国際的な経済は複雑に動き、回復傾向が遅くなることで国内経済に大きく影響を及ぼすとのコメント。同副首相によれば、2011年にインフレ抑制を目的とした金融政策を実施した。2012年に金融引き締め政策を慎重に堅持し、2012年の貸付成長率を15〜17%、マネーサプライ成長率を14〜16%にすることを目標とする。2012年の財政赤字GDP比4.8%を目標とし、今後は徐々に引き下げる。また、政府は2012年に輸出促進、輸入抑制、貿易赤字抑制、公共投資の再編、財政の再編、商業銀行の再編、国営企業の再編を集中的に行う方針であるという』