ハノイの日本人

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遠藤保仁 と 二宮和也 に共通点はあるか?

下の記事は 元日本代表監督イビチャ・オシムさんが語った 遠藤保仁 になにが足りないかという指摘です。この話はこれだけで十分に面白いのですが、私は別のことを考えていました。嵐 の 二宮和也 の顔を思い浮かべたのです。


オシムのメッセージ 〜遠藤が真に偉大な選手になるために〜(後編)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130504-00000002-footballc-socc
『優れたパーソナリティを持っていたと思うが、チームがそれを十分に活用したかどうかはまた別だ。また、性格の強さは必要だ。自分の意見がはっきり言えるかどうか。遠藤にはそうなって欲しかったが、彼はとても繊細な若者であるし、ちょっと脱力したような弱さもある。また自分自身に対しても他人に対しても、謙虚すぎるという印象がある。いろいろなもの――課題や障害を、積極的に乗り越えようとはしない。それこそ彼が実現すべきことだ。何故なら遠藤は、本物の才能に恵まれているのだから。だからこそ他人よりも秀でること、困難な状況では普段以上に努力して、自分のすべてを出し尽くすことを。常にそうする必要はないが、ときに自分の存在を証明して、さらに先に進めねばならないときがある』


二宮 はジュニア時代から演技力を評価され、1997年の舞台『STAND BY ME』では クリス役を演じています。それは大ヒットした 1986年の映画版で リバー・フェニックスが演じた役でした。デビュー以後も 2003年の『青い炎』(蜷川幸雄監督)で主演、2006年には『硫黄島からの手紙』(クリント・イーストウッド)で主演である 渡辺謙 に次ぐ重要な役を演じています。


二宮がいるグループ 嵐は、1999年に華々しくデビューした後しばらく低迷しています。しかし、2005年に 同メンバーの 松本潤 が出演するドラマ『花より男子』がヒットしたことをきっかけに人気が上昇しました。 そこで 嵐 に注目が集まったことは事実なのですが、グループのブランド力アップには『硫黄島からの手紙』の方が大きく影響したのではなかったでしょうか? クリント・イーストウッドは世界で最も評価されている監督の一人です。


しかし、それ以降 二宮が海外監督の作品に出演することはありませんでした。それは彼がジャニーズのトップグループのメンバーだからです。バラエティ番組を中心にスケジュールは過密を極めていました。それでも 2010年には『大奥〈男女逆転〉』(金子文紀)、2011年には『GANTZ』(佐藤信介)、2013年『プラチナデータ』(大友啓史)で主演しています。


◉日本映画の現状…ベストセラー以外の小説を映画化するまでの困難な道のり明かす
http://news.livedoor.com/article/detail/7649344/
「『のぼうの城』の基となった、和田竜の脚本「忍ぶの城」は日本映画製作者連盟主催の城戸賞受賞作で、それをあえて小説にした経緯がある。樋口監督は「城戸賞受賞作が映画化された例は少なく、賞を設けながら映画会社は無責任じゃないかと思った」と、脚本に着目したことを説明した。さらに「日本では有名な小説やドラマにお金を出す傾向があるが、無名の新人が書いたものは厳しく、何年も企画が動かなかった。そこでプロデューサーが出したアイデアが、脚本家に小説を書かせてベストセラーにすること。目論み通り、投資家が望むベストセラーになりましたが、皮肉なことにその脚本家は二度と脚本を書くことはなくなりました」。続いて中村監督も「企画を出す際プロデューサーは面白いと言うが、彼らが会社に戻って判子を押すのは年配者。そういう方たちに納得してもらえるのが有名人の起用やベストセラー小説なんです」と語り、海外の映画祭とあって2人とも本音が炸裂した」


二宮の過密過ぎるスケジュールでも出演可能な映画がつくられたわけです。それはテレビドラマの延長のような映画でした。嵐のブランド力を上げた『硫黄島からの手紙』から7年が経過しました。世間はもう覚えていません。そろそろ 二宮和也 の代表作となるような映画を用意してくれませんかね? 『プラチナデータ』は日本に帰ったとき観ましたよ。がっかり映画でした。



それほど期待はしてませんでした。東野圭吾×二宮和也×豊川悦司 でそろばん弾いて決めた企画決だって丸わかりですから。ジャニーズはもしかして ニノの価値がわかってないんですかね?


◉[殺しの映画レビュー] 『プラチナデータ』 まさかのオチの「ぷらちな・でーたっ(ウィスパー)」柳下毅一郎
http://www.targma.jp/yanashita/?p=874


◉[殺しの映画レビュー] 『コドモ警察』 こいつら、オレのためにこの映画作ってるのか??? (柳下毅一郎)
http://www.targma.jp/yanashita/?p=922
『爆弾予告当日、スキャンダルを避けたいという学校の意向でこっそり捜査することになったコドモ警察。「すいません……その日は学校で二時間目がお楽しみ会なんで行けません!」「お楽しみ会!? そんなのサボっちまえばいいだろう!」(てかこいつら大人じゃなかったのかよ! 学校行ってんのかよ!)「いやサボれないす……男子全員でAKBやるんですけど、オレ、優子のポジションなんす」「つまりセンターってことか!」「端の方で踊ってるんじゃないわけね!」「しょうがない……今度からコジハルくらいにしておけ!」書き写しててしみじみ思うわけだが、これって何か面白い? ねえ? こういうギャグ面白いと思ってるのかな?』