先日、ハロプロの曲特有の奇妙で後を引く歌詞を「メルヘン花火」と名付けました。いろんなタイプがあると思うので、そのうち分類もしてみたいと思います。とりあえずナンバーリングしておきます。
◉メルヘン花火の研究をはじめるよ。
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20140111/1389434623
『つんく♂さんが書く歌詞に登場する意味不明でしかも魅力的に響く言葉を、Berryz工房の名曲にちなんで「メルヘン花火」と名付けることにします。』
No.1:Berryz工房『マジ夏すぎる』(2006年7月、ミニAlbum)♪ だれかれと言うでなく メルヘン花火だね
No.2:Juice=Juice『ロマンスの途中』(2013年9月)♪ 始まるぜ! ロマンスの途中
前回「メルヘン花火」について書いた文章で、Juice=Juice『ロマンスの途中』の歌詞「♪ 始まるぜ! ロマンスの途中」を取り上げました。始まるのか、途中なのか、どっちなのか?よくわからない歌詞であると。しかし、ちゃんと聴けば「恋愛への憧れ」が過剰に書かれた歌詞だとわかります。
それにしても、全力でイケてなさを表現した歌詞ですよねw 少女の脳内恋愛が極まっています。メジャーデビュー・シングルなのにこれ。さすがハロプロです。でも、この曲が気になるのはそれだけではありません。『ロマンスの途中』には続きとなるストーリーが先に存在しているからです。
No.3:スマイレージ『大人の途中』(2013年5月、album)♪ 頭ん中真っ白け 手足バタバタしてるだけ
同じく「途中」という言葉がタイトルに入っている曲、スマイレージのアルバム収録曲『大人の途中』です。スマイレージの妹分って設定が Juice=Juice にはあるのかもしれません。でも『大人の途中』はかなり厳しい現実を描いた歌詞になっています。大人の恋に憧れていた私は、ついにキスを経験しました。でもそれは、想像したのと違ってかなり乱暴なものでした。「憧れのこれが恋愛の行く末? NO!」という歌詞も登場しています。
「憧れの恋愛の行く末」が先に提示されており、そこへの過程として Juice=Juice『ロマンスの途中』はあるわけです… 酷いですね。メンバーはみな美少女なのに… まあ、かわいいと可哀想は恋の始まりって言うもんね? 私も今回文章を書いていてはじめて気づいたわけですけど、これが無意識下に作用してたりするんだろうか? 次回は『大人の途中』を収録したスマイレージのアルバムに行きます。