ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

尾道に行って来た。

大林宣彦監督・生誕の地、尾道に行って来ました。この10年近くは海外にばかり出掛けていたので、行きたいとは思いつつも行けてなかったんです。初めてです。いいところでした。めちゃ暑かったけどw 坂道歩いて汗だくですよ。



今回は倉敷に泊まりました。こっちは大学生の頃に2回行ったことがあります。尾道よりもホテルの料金が安かったんです。でも、1泊は尾道にするべきでした。倉敷よりも尾道の方がひとり飯しやすいですし、のんびりできるカフェもたくさんありました。倉敷は観光地として完成してますからね。



尾道から電車で1時間。昼前に到着。さっそく渡船に乗って向島に渡りました。最初に大林監督作品を観たのは薬師丸ひろ子探偵物語』の併映だった『時をかける少女』でした。でも、そのときはよくわからなかったんですよ。最後の歌のシーンだけは強烈に印象に残ったんですけど。その後、高校生のときにテレビでやってた『さびしんぼう』を観て、感動したんです。だから、やっぱり渡船からスタートするわけですよ。


行きは駅から近い100円の渡船。向島に到着し、することもないので別の会社の渡船60円で戻りました。で、そこからすぐにある『こめどこ食堂』でランチ。食事も美味しかったんですけど、食後に出て来た杜仲茶に驚きました。すごくいい味、すごくいい香り。店員さんが1年ほど寝かせて使っていると言われていました。杜仲茶は広島の名産品なんですね。お土産でも買って来たんですけど、『こめどこ食堂』で飲んだときほどではないな・・・・


◉生産者とのご縁が生み出す  美味しいおばんざいランチ
http://bisanwonder.jp/eat/3595.html
尾道の人気居酒屋・いっとくグループが運営する、こめどこ食堂では、グループが15年に渡って培った地元の生産者との”ご縁”を大切に、地元の安全安心な食材にこだわりっています。野菜の皮も味噌の混ぜて、野菜味噌として、ランチで味わうことができます。また、お米も自社の従業員自らが無農薬のアヒル農法で育てていて、精米したての美味しいお米をお客様に提供。精米で出る米ぬかも、ランチで出すぬか漬けに使用するなど、生産者との“ご縁”で使用している食材をムダにしない「食べ物を大切にする」という精神が、丁寧に造られた一品一品の料理からも感じる事ができます』


『こめどこ食堂』の店員さんに「大林映画・聖地巡礼マップはありませんか?」と尋ねたんですけど、もうないと言われました。「取りあえず、おのみち映画資料館に行ってみては?」と教えてもらい、地図も頂きました。港から東にずっと歩いて行くわけですが、途中で商店街が見えたので入って行きました。ずっと東に歩いて行きました。しかし、資料館のあたりは完全に通り過ぎてしまったようで、国宝のある浄土寺まで来ていました。それに思い出したんですよ、その資料館には小津安二郎の資料はあっても大林監督のものはないって本人が語られてたのをw 



浄土寺をスタートに、古寺巡りの道標をたよりに歩くことにしました。すると、いきなり記憶を喚起するような場所に立っていたんです。『ふたり』で姉の千津子が押しつぶされた場所でした。そこの家は当時のままだったんです。蔦がきれいに門を飾っていて、聖地感がありました。おおって感じでしたよ。ここがピークだった。いや、あんまり聖地巡礼に向いてないみたいです。やっぱり、映画で切り取られているのとは違うわけですから。


でも、その後もかなり歩きましたよ。休憩したところでスマホで観て、転校生の階段にも昇りましたし、大林監督の小学校の前にも行きました。他にも見覚えのある風景がたくさんありました。大林監督も話されているように、どこからでも海が見え、きもちいい風が吹いていました。暑くなければ端から端まで歩けそうです。尾道の街がとても好きになりました。また来ます。



その後は、商店街のカフェで美味しいカレーを食べたり、空き家のカフェを覗いたり、そんな感じで夕方まで過ごしました。下のリンク先の1番の横も通りましたよ。変わった感じの建物だなと思ってました。


NPO法人尾道空き家再生プロジェクト
http://www.onomichisaisei.com/bukken.php