ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

渋谷直角という人のマンガを買ったけども・・・

10月のライブはモーニング娘。'15と奥田民生のチケットを買いました。ボロフェスタは行きません。奥田民生と言えばこのマンガですよ。あまり気が進まなかったんですけど、タイトルに名前がある以上読んでおくかと思った訳です。買った以上は好き勝手書かせていただきますよ。



まず、あらすじ。家電雑誌からオシャレなライフスタイル雑誌の編集部へ異動になった主人公コーロキが、他の編集者たちと一人の女性をめぐって争うお話。これだけ。なので、登場人物のキャラクターには個性を持たせています。それはタイトルを観てもわかりますよね。でも、正直弱いです。1冊読ませるだけの強度が足りない。そこは奥田民生が背負わされてるんですよ。重労働。歌詞がまるまる掲載されてたりします。酷いですね。



業界物と言えば映画『モテキ』がそうでした。これの場合、主人公が成長することで映画がうまく完結していました。しかし、このマンガの場合は、うまくやって成功はしたけど、なーんにも成長していない惨めな姿が描かれていました。そして、最後のページですらも奥田民生の歌詞がまるまる掲載されていたのです。まるでマジックのない酷い使われ方。音とセットで歌詞が書かれている奥田民生の場合、こういうのも原作レイプと呼んでいいんじゃないですか?


奥田民生よりも、しりあがり寿にあこがれを抱いてる方という印象を受けました。登場人物にもそのような雰囲気の人がいます。でも、酷いキャラクターだったりするんですよね。嫉妬をエネルギーにして創作されてるのかもしれないですね? だけど、しりあがり寿さんは誰か実在の人物に寄りかかる作品は描かないでしょう。私もその方がいいと思います。