ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

尾道でフェリーズとザ・なつやすみバンドを観て来た。

濃密過ぎる3日間でした。母の葬儀の日に弟の息子が東京からやってきました。彼はサッカー少年・・・高校生に少年は失礼かw で、次の日一緒にサッカー観戦することにしました。葬儀は西宮であったんですけど、実家に電報や花が届くので京都で宿泊。ちょうどBS1でU-16準決勝を再放送してたので一緒に観ました。そして、次の日、長岡京市にあるカフェ『Unir』で昼食。ここのランチ美味しいんです。


◎9月30日(金)母の葬儀
◎10月1日(土)Jリーグ・神戸VS川崎
◎10月2日(日)神戸⇒尾道 ライブ
◎10月3日(月)尾道⇒京都


家の近所にあるカフェの方に教えてもらいました。そこにも週一で行ってるんです。サンドイッチが美味しいカフェで、ティラミスもお気に入り。でも、前日に行ったとこだったので、30分ほど歩いて『Unir(ウニール)』まで行きました。実は、一回目行ったとき、私は味覚障害だったようです。コーヒーの味がまったくわからなかったんです。もしかしたら、7月に韓国に行ったときには既にそうなっていたのかも。韓国のコーヒー不味いとか言ってごめんなさい!



ネットのチェックで、鬱病ではありませんが、なりかけの可能性があると判定されてから、吉田豪さんの『サブカルスーパースター鬱伝』を購入。リリー・フランキーさんのインタビューを読んで、味覚障害なるものがあると知りました。そう言えば最近、コーヒーの味がしなくなっていると気づいたんです。酸味は感じるのに、苦みや味はわかりません。「コーヒーってどんな味だっけ?」みたいな感じです。


『ウニール』のコーヒーはフルーティな味がすると聞いてたんですよ。でも、一度目のときは酸味と油の味しか感じませんでした。その時点で気づけよって感じですよねw でも、なかなか自分がおかしいとは思わないもんですよ。今回はちゃんとフルーティな味を感じることができました! 冬瓜と豚バラの味噌煮も美味しかったです。甥っ子も喜んでいました。


このカフェの近所に小学校があります。前に通ったとき、グラウンドが芝生であることに気づきました。もしかしたら、ここが宇佐美の母校なのか? いや、家長の可能性もあるな。甥っ子にそんな話をしましたが、調べたら違いました。toto助成金で芝生になったそうです。おお、toto助成金が役立っているのを初めて実感しました。


神戸 VS 川崎は三宮からさらに地下鉄に乗って行きます。その前に、港に行ったり、元町の中国茶のお店にも寄りました。そこでは胃に優しいお茶をブレンドしてもらたんですけど、味は薄く感じました。甥は美味しいと言ってたので、もしかしたら味覚障害のせいかも。洋梨とナツメのコンポートは美味しかった。店員さんがシロップのスープも美味しいから飲んでくださいと教えてくれたんですけど、これがとても美味しかった。最後まで飲んじゃいました。


私は楽天の三木谷が嫌いなんですけど、ヴィッセル神戸というチームは三木谷の個人会社が営業権を買い取ったチームなんです。現在は楽天100%出資のようですが、当時三木谷の好きな色にチームカラーを変えてるんです。私もスタジアムで反対署名をした記憶があります。でも、今回久しぶりにスタジアムに訪れて、結果的にはよかったんだと思うようになりました。


試合も2ndステージの優勝に関わる熱いものでしたが、それだけじゃなくスタジアムグルメの充実や、スタンドの雰囲気など、いいチームになったと実感できるものでした。NHK朝ドラ『べっぴんさん』のヒロインがキックインも披露してました。試合は3−0で神戸完勝。神戸ゴール裏で観戦した私たちには最高の試合でした。甥も言ってましたが、GKの差が勝敗を分けた気がします。最初のチャンスを小林悠が決めてれば、まったく別の試合になったでしょうけど、それ以外でも再三いいセーブがありました。大島はうまさはあるけど、劣勢で流れを変えれる選手ではなかったな。三好はスピードがあって U-19での活躍が楽しみ。


次の日、甥とJRの駅で分かれ、私は尾道に。「学校休んで尾道行かない?」と誘ったんですけど断られました。真面目だw ロシアで会おうと約束しました。尾道には4月にも行ったんです。そのときは大林宣彦映画聖地巡礼の旅だったんですけど、今回はライブを楽しみに来ました。ザ・なつやすみバンドのレコ発記念のツアーで、ゲストで尾道のご当地アイドル、フェリーズが出演。浄泉寺という立派なお寺の本堂で行われました。亀吉さんという方が定期的にこのお寺でのイベントを企画されているそうです。




フェリーズはストレート&パーマーというバンドのシンセの方がプロデュースしているグループなんですけど、今回はそのバンドが演奏してのステージで素晴らしかったです。途中までベースがいないって気づいてなかったんですよ。シンセ、ギター、ドラムの3人組。なのに凄くファンキーで。新曲も雰囲気あってよかった。Straight&Palmer with FerrysのCDも買って来ました。


そうだ! 私が泊まったゲストハウスのスタッフさんが、フェリーズのマネージャーだそうです。全然知らなかった。他のスタッフさんにも親切にして頂きました。BSプレミアム『ママゴト』に出演した女優さんにも会ったな。今から観ます(離婚するって出て行くお母さんの役だ。いいドラマだね)。また行きます!



そして、ザ・なつやすみバンド。休憩時間は外の空気を吸ってたんですけど、リハの音がしたのでステージの方へ。あっ! スティールパンが置いてある。現物見るの初めて。もちろん生音聴くのも初めて。全然予習をしないで行ったんです。こちらも素晴らしいグループでした。そうか、さよならポニーテールのこのバンドだったのか。




気持ちいい曲と、スティールパンに興奮って感じで観てたんですけど、メインボーカルとシンセを担当する女性が亡くなったおばあちゃんを思って書いた曲を演奏されたんです。ヤバいって思って歌詞はあまり聴かないようにしました。正直、なるべく母のことは考えないように過ごそうと思っていたので。しかし、そのあとさらにアンコールで「♪ 全部忘れるなよって」という歌詞が繰り返される曲があったんです。『GRAND MASTER MEMORIES』という曲のようです。


かなり心を揺さぶられまして、混乱しました。いや、もちろんバンドのせいじゃありません。タイミング。それだけじゃなく、この3日間いろんなことがあったんです。このイベントも含めて素晴らしい出来事も、それから嫌なことも。振れ幅大き過ぎ。キャパオーバーです。本当はもう一泊する予定だったんですけど、京都に戻ることにしました。久遠チョコレートを買って。


前回来たときに衝撃を受けた久遠チョコレート。今回店員さんに「ホワイトチョコにマスカットかなにか鮮烈な味がするドライフルーツが入ったチョコを前回買ったんです」と質問しました。「たぶん、メロンだと思います。私も好きです。今、ありませんけど」と教えてくれましたw 生産が追いついてなくて、ない! でも、京都のお店でも売ってるそうです。買いに行かないと。


今回の尾道のイベントは、アイドルライターとして知られる南波一海さんがネット番組で告知されたのを見て知ったんです。ストレート&パーマーのKeikiさんにもそう伝えたところ、凄く喜んでくれました。その南波さんに吉田豪さんがインタビューした記事がちょうど話題になっています。たかもちげんの息子さんなんだ! 私も久しぶりに『祝福王』を読みたい!




吉田豪が〈PENGUIN DISC〉を立ち上げた南波一海に訊く、音楽ライターがいまアイドル・レーベルを始める理由
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/12290
『――(ハコイリムスメについて)あまりガツガツ上をめざさなくても、ビジネスが成立しちゃってたってことですよね。本業は女優業っていうのがまずあるし。
「そうなんですよね。だけどオリジナル曲もすごくいいし、あんなふうにできるんだったらもっと聴いてもらったほうが絶対いいだろうっていう。それこそ乃木坂とかああいうふうにヴィジュアルがいいグループがちゃんとアイドルとして強いじゃないですか。だったらそれをもっと活かさない手はないだろうと思ってはいたので。広まるといいなって思います。現状ハコムスに関しては、楽曲派みたいな人たちにもまだ刺さってない感じだと思うので」

――楽曲派を名乗る以上、本来ならアイドルのいい曲だったら全部好きってなるはずなんだけど、どうも最近はシティー・ポップ的なものに寄りすぎてる気がするんですよね。いわゆる冬の時代感がある正統派アイドル・ポップの良さみたいなものについては、そんなに語られないっていう。
「そうなんですよね。なんかディスコ感があるとか、ちょっと前だったらPerfume的なアプローチのエレクトロ・ポップとか、そういうのはわりとすぐ飛びつくけど、ホントに普通に良く出来たメロディーと歌詞のアイドル・ポップスみたいなものはあんまり評価されないみたいで。それっぽいカッティングが鳴って、ブラスが鳴って、ちょっとソウルフルだったらいいみたいなのって、結局何も聴いてないじゃん、みたいに感じるところがある。パブロフの犬みたいに、それが鳴ってれば反応するという話じゃないですか」』


凄く面白いインタビューだと思いますし、お二方とも素晴らしい仕事をされてる方だと存じてます。でも、この部分については突っ込まずにはおれません。楽曲派攻撃ですね。楽曲派はアイドルファンが同じCDを何百枚も買うだとか、握手中毒的に語られだした時期に「私たちはそういうのではないですよ」という意味で出来た言葉だと思うんです。CDを30枚買うのであれば、すべて別の曲を買う方がいい。少なくとも私はそのニュアンスで使っています。ちなみに、Peach sugar snow は買いましたよ。



それと吉田さんは「楽曲派を名乗る以上、本来ならアイドルのいい曲だったら全部好きってなるはず」と言われますが、今は曲がいいグループが沢山あると思うんです。いいなと思っても全部追ってるお金なんてないですよ。楽曲派でも一つのグループを深く追った方が楽しいって人もいるでしょうし。お金を使わせる為には、曲がいいだけではダメなんでしょう。


そりゃ秋元のグループみたいにテレビにバンバン出れるなら「ヴィジュアルがいいグループがちゃんとアイドルとして強い」も成立するんでしょうけど、それは無理だからなんとか人目を惹く為にアイデアを出す必要があるんでしょう。みんな知恵を絞ってフックを用意する。私個人の思いとしては、南波さんがガッツリとプロデュースするアイドルも観たいですけどね。


また南波さんは「楽曲派の人はなんだかんだ、可愛い人が好きだし」と言われてますけど、それはアイドルファンに限らずだと思うんです。ロックでもヒップホップでも顔がいい人の方が売れやすいですよ。「イケ面ボーカルのグループを聴いてる時点で、ロック好きなんて言って欲しくない」みたいな発言を聞くこともありますが、ヴィジュアルと音楽を切り離す意味が本当にあるのかどうか? そんな感想を持ちました。