ハノイの日本人

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9月3日付 CD シングルBEST 5。

東浩紀さんがビットコインについて語られています。安富歩『貨幣の複雑性』は図書館にもなく、中古も高く売られている。この方は「東大話法」の方ですね。読みたいな。あと、ビデオニュースも先週はビットコインだった。


◉仮想通貨は否定神学か(ゲンロン友の会の声)
http://genron-voices.tumblr.com/post/165006634884/仮想通貨は否定神学
『仮想通貨についてはそれほど詳しくないのですが、それが「否定神学的」かといえば、そうではないと思います。しかしそれはいままでの貨幣の理想の実現者だとも考えている。どういうことかというと、じつはあまり記したことがないのですが(というのも、なぜかぼくはその著者の方から嫌われているみたいだからなのですがw)、ぼくは岩井克人の『貨幣論』よりも安富歩の『貨幣の複雑性』のほうが貨幣の本質に迫っていると思うのですね。両者のちがいは、まさに否定神学と郵便に関わっている。岩井の貨幣論は、ご存じのように、商品から貨幣への無根拠な飛躍を起源に置き、そこから議論を立てるものです。だから岩井の貨幣論では、いつハイパーインフレが起きてもおかしくない。それに対して、安富の貨幣論は、商品の物々交換が起きているあいだになんとなく貨幣っぽいものが現れては消える、その繰り返しのなかである条件が整ったときに持続期間が長いものができる、それが貨幣だという立論になっている。そこでは、郵便的な、つまり「誤配」による貨幣生成の論理が考えられていた。ぼくはこれは、哲学的にも実証的にも、かなり有望な議論だったと思います。残念ながら安富さんはその後この方向の研究を続けられていないようですが、ぼくはビットコインそのほか仮想通貨の出現には、まさにこの郵便的な貨幣生成の現場を見るような気がしているのです。ビットコインはデータにすぎない、中央銀行もない、流通にはなんの根拠もない、ではなぜ貨幣として通用するかといえば、それは「なんとなくこれをもっていると便利そう」だからにすぎない。その「なんとなく」の集積から、あるとき突然に——複雑系の論理にしたがって——持続期間が長いものが生まれ、貨幣と呼ばれるようになる。いままさにそういうことが起きているのではないかと思います。(東浩紀)』



今週の1位は、Perfumeでした。一方、握手会チャートには、AKB48、BTOB、Da-iCE、DANCE EARTH PARTY、純情のアフィリア夏川椎菜PrizmaXアキシブprojectLa PomPonKissBee足立佳奈、などが登場しています。



◉9月3日付 CD シングルBEST 5。
1位 If you wanna / Perfume(4.9万枚)
2位 Squall / 04 Limited Sazabys(2.1万枚)
3位 熱色スターマイン / Roselia(1.7万枚)
4位 クモ / TOKIO(1.7万枚)
5位 呼吸 / 菅田将暉(1.2万枚)





オリコン週間CDシングルランキング(2017年08月28日〜2017年09月03日)
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2017-09-11/