ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

これ読まないといけないですか?

田中雄二AKB48とニッポンのロック』を読み始めました。まだプロローグなんですけど、泣きたくなってます。私は田中雄二さんがかつて書かれた『電子音楽イン・ジャパン』を読んで感動し、いつかこのような本を書きたいと思った読者です。でも今回の本は辛い。本人的には同時期に発売された『エレベーター・ミュージック・イン・ジャパン』の方を読んでもらいたいんだろうけど。


『かつて演劇青年だった秋元は、小劇場の劇団がまったくの無名からメジャーに成長していくサクセスストリーに憧れ、「初日はたった7人しか一般客がいなかった」というAKBデビュー公演のエピソードを誇らしく語った。それはファクトリー・レコードの伝記の最初に登場する、セックス・ピストルズが初ギグを行なった有名なマンチェスターの一夜の神話を思わせた(わずか42人の客の中にジョイ・デヴィジョンの2人、シンプリー・レッドのミック・ハックネル、バズコックスのハワード・ディヴォードらがおり、そこからポストパンク史が始まった)。』



田中さんは、AKBの登場はジョイディビジョンやバズコックスの登場に匹敵する価値のある出来事だって言ってるんでしょうか? ポストパンクも広告代理店主導だったんだろうか? ここだけを切り取って批判するのはフェアじゃないと言われるかもしれない。だけど批判するためには700ページ読まないといけない。いや読みますよ。でも大谷能生平岡正明論』を読んでからにしようかな。旅に出る前、平岡正明中森明菜/歌謡曲の終幕』を読んで、他の著作も読もうとしてたとこだった。ありがたい。


平岡正明論 (ele-king books)

平岡正明論 (ele-king books)