ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

週末観て来たイベントなど。

ワールドカップを中心に生活が回っているので、体調がかなりおかしくなっています。疲れもあるよね。あと大雨も。ここ数日凄かった。土曜日に鴨川や桂川も観ましたが、かなりの濁流でした。


7月9日(金)KINK GONG
7月10日(土)実家
7月11日(日)『NO THEATER』




この方は東南アジアの国々で少数民族の歌をフィールド・レコーディングされたり、それを素材にして電子音楽を製作したりしてるんです。前半にその当時のドキュメンタリー映像を見せてもらいました。2003年から10年ほど収録してたと言われてたかな。英語の聞き取りで不確か情報です。でも私がベトナムにいたのと時期がかぶってるんですよ。私もここまで機材を持ってというのではなくても、ビデオくらい持っていろいろ撮ってくればよかったな。


まあそう思うのも、山食音でフィールド・レコーディングの授業を受けたり、蓮沼執太さんのインタビューを読んだりしてたからかもしれません。今回のライブハウス『外』の音響も素晴らしかったです。民族音楽にそれほど興味を持ってなかったんですが、今回はかなり刺激を受けました。3枚ほどCD-Rを購入。今度ハノイに行ったら、このCD-Rを寄贈してこようかな。


ベトナムと中国の国境の街で「浦寨」という字幕も出て来たと思います。ここよく行ってました。ビザが取れなかったときに国境をこえて2週間滞在延長をしてたんです。でも浦寨の雰囲気は全く違うものでした。中国側には大きなホテルができ、綺麗な高速道路が建設され、まったく違う風景です。別の場所かもしれません。それとも街を外れて少し山の方に入るとこんな感じなのか? 


土曜日はロームシアター で行われる岡田利規さん作・演出『NO THEATER』に行く予定でした。ドイツ・ミュンヘンの公立劇場であるカンマーシュピーレ劇場のレパートリーとして上演された作品だそうです。しかし、昨日はかなり体調が悪かったんです。しかもチケットの発券をしておらず、ファミマに行ったらセブン発券だと判明。しかも前日までで終了。お金は未払いなので当日券でいいかとバス停に行くがバスは来ない。間に合わない時間になったので断念して実家に向かいました。もうすぐ売却されるので写真を撮って来ました。



◉能をモチーフに“鎮魂”を描く、岡田利規「NO THEATER」日本初演が開幕(ナタリー)
https://natalie.mu/stage/news/290045
『「NO THEATER」は、昨年2017年にドイツ・ミュンヘンの公立劇場であるカンマーシュピーレ劇場のレパートリーとして上演された作品。能の様式を用いて、資本主義に飲み込まれていく現代日本のとある場面を切り取った本作では、カンマーシュピーレ劇場専属の俳優が日本人役を演じ、音楽を現代音楽家の内橋和久が担当する。(中略)本作では、主に六本木駅都庁前駅の様子が描かれ、六本木駅のシーンには、地下鉄に乗って彷徨する青年や、金融ディーラーの男性、駅員といった人物が登場。彼らが現代日本の経済をテーマとした対話を繰り広げる中、内橋はドイツの音楽家ハンス・ライヒェルが発明した楽器・ダクソフォンを用いて、人間の叫び、呼吸にも似た音色を即興的に奏でる。また能の謡のように、内橋のメロディに乗せて俳優がセリフを話す一幕も』


で改めて日曜日に行って来ました。サウスホールは満員。ナタリーの記事で観れますが、素晴らしいセットでした。あと内橋和久さんが演奏するダクソフォンがカッコよかった。能では幽霊が謡い出す前に、能管がピーって高音を出して緊張感を高めたりするじゃないですか? その感じがダクソフォンで出されてました。あと鼓は重厚なベースの音が使われてたのかな? 私は能が音楽的であることに気づいてから、やっと自然に観れるようになったんです。うちのお母さんも能が大衆的な芸能から生まれたことを主張してたようですが「能 is ジャパニーズ・ファンク」という言葉で私もそれに同意するわけです。



休憩は入らなかったんですけど3部構成になってました。「能 六本木」「間狂言 ガートルード」「能 都庁前」。アメリカに金融を支配されてる日本のこれまで。未来のない日本の若者。依然根強い男尊女卑的価値観。そういった重いテーマが語られていました。私は今回エカテリンブルグで求職中の若者と知り合い、厳しい状況についてメールで教えてもらいました。これは東京が舞台でしたが、世界中で同じ問題を抱えてる人々がいるように思います。日本の問題はもちろん私の問題でもあるんですけど。