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越境消費者センターから返事がくる。2

ワールドカップでロシアに行ったときの話です。第3戦のポーランド戦があったヴォルゴグラードからモスクワ行きの飛行機も夜行列車も取れませんでした。別の街から飛ぶモスクワ行きの航空券を予約したところ、現地に行くとその航空会社が倒産しており、モスクワに戻れず成田行きの飛行機にも間に合わなかった事件の続報です。国民生活センター越境消費者センターからお返事をいただきました。前回の返事では以下のようなことがわかりました。


◉越境消費者センターから返事がくる。1
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20180722/1532197084
『ここから凄い。A社の規則を調べてくれたんです。「フライトのキャンセルまたはフライトスケジュールの変更をお客様に通知すること、または通知しなかったことについて責任を負いません。」と書いてあるそうです。そうか、通知の責任は負わないと書いてあるのか。凄いね!』


前回の回答を受けて、越境消費者センターに再度質問しました。このような規則がA社にあると知り驚いております。もし越境消費者センターが消費者保護の観点から設置されたのであれば、このような規則を堂々と表示している会社があること自体が問題ではありませんか? 無責任極まりないと思うのですが。どのような理解なのかお聞かせください。そのように書きメールを送りました。で以下の回答を得たのです。


『旅行会社は指定された航空券を手配すれば債務が完了することとなり、手配自体は問題なく完了している場合には、その後に発生した航空会社との間のトラブルについては、その対応や責任を旅行会社が負うという契約とはなっておりません。このため、運行情報を搭乗予定者に知らせる契約上の義務については、旅行会社は負っておりません。一方、旅行会社の中では、混乱の回避や利用者の利便性の向上など観点から、運行情報に関するお知らせを行うこともございますので、アプリやメールなどで連絡してほしかった旨については、当該アプリの内容の充実のための要望として、アプリをご利用になっているご相談者様ご自身からA社に引き続きお伝えなれるのも一法かと存じます』



今回の件でわかったことは、旅行サイトでは、倒産やスケジュールの変更があっても、購入者に知らせる義務はないのです。越境消費者センターの結論は「お力になれず大変申し訳ございません」でした。消費者は保護されません。自分で防衛するしかないのです。しかし、法律自体が古いのではないでしょうか? だってそうでしょう。現在世界中にLCC(格安航空会社)が何社あるか知ってますか?


私が数えただけでも100社近くありました。そして、それらのスケジュールは頻繁に変更されます。A社のサイトには上の写真のように「予約済み。再確認の必要はありません。」と緑の文字で表示されますが、実際には予約した飛行機が飛ばないこともあるのです。私の場合がそうです。騙された! これでは怖くて使えません。告知をするよう訴えるために、会社名を明かしておきます。A社というのはエクスペディアのことです。注意してください。


この件があってから「エクスペディア 酷い」で検索したところ、このサイトはトラブルがあった場合の対応が酷いようです。皆さん普段は便利なサイトとして使ってるのですが、一旦トラブルがあるとその対応の酷さに腹をたてるという感じです。それと追加。航空会社の倒産ではありませんでした。向こうでは「倒産したのか?」と私が聞いたので英語が良くわからず「そうだ」と答えたのでしょう。スケジュールがなくなっただけのようです。航空会社はドイツの「ハーンエアシステム21」。ここも微妙だと書いてる人がいました。