いつ頃からだろう? Youtubeでオリコンチャートに上がってくる曲をチェックして、気に入った曲を CD で買うとがっかりする。そんなことが増えだした。CDよりも無料で聴く Youtube のサウンドの方がいいと感じる機会が増えたのだ。それは現在でもちょくちょくある。CD買って1回聴いて終わりとか。これってかなり不思議だよね? あっハロプロはそのあたり、既に改善されています。でも昔の曲は圧倒的にYoutubeで聴く方がいいから、早くSpotify で聴けるようにして欲しいな。昔の曲だけでいいから。
本来、データを圧縮する前の音楽の方がいい音のはず。だから「可逆圧縮音源」、つまり圧縮前の音源とパソコン上で再生される音楽がほぼ同じであるような方法の方がいい音だと言われてきた(この方法はデータ量が大きくなるという難点がある)。しかし、今、私が言ってるのは「不可逆圧縮音源」の方がいい音になるという話だ。データ量は減らしているのに、再生される音は元の音源よりいいものとなる。Youtubeや Netflix上の音の方が素晴らしいと感じるのだ。
Youtubeや Netflixは世界中の人々が視聴する。なので、データ量は少ないほどいい。もちろん、それで画質や音質が悪くなってはいけない。そこでいろんな圧縮技術が登場した。今は「AV1」という技術が使われているようだ。その結果、データ量の圧縮は飛躍的に進んでいる。そして、その技術のおかげで、世界中どこにいても高画質、高音質のコンテンツが楽しめるわけです。
「Youtubeで最高音質を目指す」というブログ記事を見つけました。Opusコーデックという音声圧縮技術が使われており、20kHz以上がカットされた後、48kHzに変換されているとのことです。これにより倍音などがカットされ、さらに音の質感が加工されたように聴こえるのかもしれません。私は「無菌状態の音楽」と呼んでたりするのですが、正直、それがどういうことなのか、よくわかっていません。とにかく、その加工された感じが気持ちいいと感じているのです。圧縮技術の仕様によって新しい音楽が生まれる。それに対応することができれば世界に出て行くことも可能です。
Youtubeで最高音質を目指す
『Opusコーデックの仕様上、すべてのオーディオは20kHz以上をハイカットしたのち48kHzに変換されることがわかりました。(44.1kHzのソースも、一旦48kHzに変換されます)これはコーデックを最適化した結果であり、このSR変換が問題になりえるほどクリティカルな用途においては、はじめからFLACなどの可逆圧縮音声を使うべきだというOpus開発陣の考えに基づくものだそうです』