ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

映画『花束のような恋をした』の話。

山田玲司ヤングサンデーで映画『花束みたいな恋をした』を取り上げると言うので、それを観る前に私も観に行ったわけです。でもニコ生の方で既に動画がアップされていました。そしたら、かなりdisられてて、しかも的外れだった。これはいけない。Youtubeにアップする前に、やり直して欲しい。まだ最初の方しか観てないけど、これ以上観るのも辛い。主に二人の人物造形に問題があるという話。だけどそれは違う。坂元裕二になり代わりまして、私が解説致します。

 

終電に乗り損なってから居酒屋での自己紹介のシーン。有村架純が「好きな言葉は替え玉無料です」、菅田将暉が「好きな言葉はバールのようなものです」でした。それについて山田さんたちは文学とか、サブカルに興味のあるヤツの発言ではないと言われています。でも二人はお笑い好きなんです。天竺鼠のライブのチケットを交換してたじゃないですか。気の利いたこと言ってるつもりなんですよ。でラーメンとかサッカー蘊蓄は重要なんです。彼女は美味しいラーメン屋さん探して一人で行ったりもしてましたけど、これは彼女が凡庸な人間だって示してるんです。凡庸な人間がこだわりを見せるときにラーメンやサッカーが出てくるのは「あるある」でしょう。

 

だから、この映画は凡庸な二人の恋愛の始まりから終わりまでを描いてるんです。だけど、平成の時代にはそれでも文学だったり、舞台だったりが出てきたけど、もう令和になったら「バズった」と聴いただけでヨダレ垂らして飛びつく奴らばかりで、SONYにいいように操られてる。だから元ネタとか語ってる奴らを笑いつつも、それも微笑ましい話ではあるよねって言ってる映画だと思います。本当に嫌な時代に突入してるよ! 

 

追記:いや、それだけじゃなかった。こっちが本当のテーマか。

 

 

この映画のテーマがわかった! それで7−0で負けてるのか。それは切ないな。これは解説書いて、どこかで売ろうかな。300円で。