ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

神宿、BEYOOOOONDS とか。

 

今日は神宿のライブがあるはずだったけど、中止になり無料配信で観ることができた。下の動画で観れます。ここ最近の神宿はクオリティの高い楽曲を次々とリリースしています。でも・・・なんか、綺麗すぎるんです。引っ掛かりがない。もちろん、それで女性ファンを獲得するというのはありです。その辺のことを言葉にしたいと思います。現在のこの状況ですから、ライブについて感想を書くのをやめようと思っています。開催するだけでも大変な状況なので。だからオリンピックが終わるまではアイドルのライブは行くのをやめます。既に買ってある分は行きます。でもよほどのことがない限り感想は書かない。

 

 

たぶん、神宿の楽曲で一番クオリティが高い楽曲は『MAD GIRL』でしょう。歌詞は驚くべきことにメンバーの一ノ瀬みかさん、塩見きらさんが書いています。いいんです。リズムにも乗ってます。でも二人で書くからなのか、淡々とした状況描写と心情が続くんですよね。優等生的なうまさと言うか。これはダメだしではないんです。ただ、アイドルというジャンルを考えると、ファンの入りこむ隙間がない。これは私が考えるアイドル像ですが、居場所を与えるのがアイドルだと思うんです。このライブのタイトルにも書かれてますね。だから居場所が作れるなら Youtuber でも声優でもいいんです。アイドルの場合には、歌詞でファンとの関係が描かれる。ファンは登場しなくてもファンの視線を織り込んだ歌詞を書くとか。

 

『MAD GIRL』に登場する歌詞で言えば、「私を支配するのはなぜ?」という歌詞があります。その支配している人物は誰なのか? 事務所なのか? ファンなのか? それとも過去の彼氏なのか? それとも「私」が変わることがすべてなのか。もう少し想像を掻き立てる言葉が必要なんです。ぼかしながらも具体的な言葉です。例えば、アイナ・ジ・エンド『金木犀』。これもアイドル自身が作詞しています。ですが出だしの歌詞が聴き取れない。これはプロの作家に発注してたら、まずないことです。ところが、聴き取れないことで「なんて歌っているんだろう?」と引きつけられる。その瞬間に次の歌詞がいきなり耳に入り衝撃を受ける。

 

 

「まぐわい」という言葉です。これはアイドルが「セックス」を歌ってるから過激というありがちな話ではないですよね。「アイドルなのに!」みたいなやつ。たぶん、この歌詞を椎名林檎が歌っていても衝撃を受けると思います。宇多田ヒカルだったらもっとびっくりします。聴き手はアイナさんの私生活を想像するでしょう。もちろん歌詞が現実と同じであるとは限りません。でも「私」に興味を持たせる必要があるのです。

 

 

今日は他にも庵野秀明監督のドキュメンタリーが再構成されて NHK BS1 で放送されました。いや、その前に名古屋 VS 川崎が・・・ショックですね。堅守・名古屋が。城は焼け落ちた。でもまだもう1試合あるのか。頑張って欲しいな。

 

 

配信で BEYOOOOONDSの舞台『眠れる森のビヨ』を観ました。私はハロプロから離れたんです。だからライブも行ってません。高知にハロコンが来ても行かない。今回の舞台もスケジュール表に行く予定の日は書き込んであったのですが、チケットは買いませんでした。でも配信で観たら名作ですね。感動しました。これは凄い! みんな大好き「虚構」と「現実」のどちらを選ぶかって話です。私がシン・エヴァ公開前に書いた「孤独と暴走」の文章もそれなんです。早く読んで欲しいけどな。

 

主演の平井美葉さんは本当にすごかったです。でも他のメンバーも良かったですよ。みんな物語に入り込んでた。作品の素晴らしさが、BEYOOOOONDS を大きく成長させたのを感じました。大阪公演があったら絶対に行くな。でも大阪は無理か。京都ロームシアターもいいですよ。