ハノイの日本人

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ドラマ『 Dr.HOUSE 』シーズン1を観た。

 

 

Hulu に課金してドラマ『 Dr.HOUSE 』を観ています。取り合えずシーズン1を観たので、まずは概要を書こうと思います。初回放送は 2004年11月で、制作はアメリカ3大ネットワークの FOX です。人気シリーズとなり、最終になるシーズン8が2012年5月に終了しています。私は以前にこのシーズン8をアマプラで観ました。

 

多分、このドラマの存在を知ったのは、アメリカで鎮痛剤として使われるオピオイドの中毒が話題になっていた頃、町山さんがこのドラマのことも語られたのではなかったか。このドラマの主人公・ハウスは、オピオイド鎮痛薬のヒドロコドンとアセトアミノフェンを合成したバイコディン中毒の医師なのです。このオピオイドが問題なのは、成分がほとんどアヘンだからです。

 

 

 

 

このドラマになぜ注目したかと言うと、日本のドラマでは「型破りの○○」というキャッチフレーズがあります。例えば木村拓哉の代表作とも言えるドラマ『HERO』の「型破りの検事」です。捜査権を持つものの、現実には外に出て捜査をすることのないのが検事。だが、このドラマの主人公は疑問を持てば、どこにでも出て行き捜査する「型破りの検事」でした。特別な存在をドラマの主人公にするわけです。

 

そういうドラマをいくつか思い出すことができますよね。これは日本では人気ドラマのパターンとも言えるものだと思います。時代劇にたくさんあるからです。例えば松平健の代表作『暴れん坊将軍』。徳川の将軍が毎週毎週、街に出て行き、悪いやつを見つけ、暴れるわけです。お城に籠っていない「型破りの将軍」です。

 

 

 

端的に言えば、日本人がどれだけ「型」にはめられて来たかということでしょう。「型」破りたくて仕方ない。では今回紹介する『 Dr.HOUSE 』はどうか? 上の動画でわかりやすく紹介されています。「人は嘘をつくが口癖で、患者を診察するのが大嫌い」そんな「型破りの医師」が主人公のハウスです。もちろん天才医師ですよ。

 

正直、今回ドラマを観てて、あることに気づき、恥ずかしい思いをしました。気難しいハウスの唯一の友人はウィルソン医師です。二人がクリスマスに楽しく飲んでいたとき、ハウスが「ワトソン」と呼んだように聞こえたのです。空耳かも知れませんが、ハッとしました。

 

これはシャーロック・ホームズが現代に蘇り、医師として患者の病名を推理していくドラマだったのです。ハウス=ホーム(ズ)です。コカイン中毒のホームズに合わせて、ハウスもバイコディン中毒になっていました。まったく気づかずに観ていました。調べたら wiki にも書かれていた。

 

 

イギリス BBC 制作の大人気ドラマ『SHERLOCK』は、この『 Dr.HOUSE 』のヒットを受けて、制作されたのだと思います。これは大人気小説の舞台を現代に移し替えたドラマでした。これも非常に面白い作品です。

 

とにかく『 Dr.HOUSE 』を全部観れるようにしてくれた Hulu には感謝です。ドラマ分析をしてる人は必見の作品でしょう。みんなが観てくれないと終了するので、よろしくお願いします。シーズン1の3分の2くらいは試行錯誤の過程だったけど、それ以降はずんずん観れるようになります。ちなみに私は字幕で観ています。吹き替えになると固有名詞が普通名詞にされてしまうので。シーズン1は 22話ありましたね。シーズン8まで頑張りましょう!!