ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

5月10日付 アルバムBEST 3。

 

水曜日に新しいチャートが出るので、急いで書きます。まずは Jリーグ30周年おめでとう! 1993年の開幕節と同じカード、鹿島 VS 名古屋が新国立で行われ、そこで Jリーグの新しいアンセムRADWIMPSZORN による『大団円』が披露されました。なんで半分? 全貌は勝手に上げてる人たちの動画で観れるよ。

 

追記:あっ! 大団円で勝手に終わらせんなってことか。そりゃそうだ。

 

 

 

 

シングルチャートのところで書いたジャニーズ問題続き。今日、松山で『大竹伸朗展』を観てきました。宇和島でやると勘違いしてて、行きたいなーと思ってました。前に宇和島でホールの緞帳の作品は観てた。今日の午後、高知行きのバスまでの時間を潰せるカフェを探して愛媛県立美術館まで行ったら、やってた。『網膜』かっこよかったよ。写真も撮れた。7月2日まで。

 

 

そう、それでカフェでツイッター観てたら、音楽ライター川崎大助のジャニーズ批判20連投が上がってきた。これ、私に向けて書いてない? いや、前にこの人のロック本の前書きに、この本で教養つけたらクリントン元大統領とも話せるみたいなこと書いてあって、バカにしたんですよ。仕方ない。ジャニーズ批判は当然として、アイドルまるごと葬ろうとするのは許せない。反論する。

 

 

 

 

 

 

実は先週、アイドルのライブに行くのを、やめる決断をしました。もちろん川崎ツイートより前のことです。月曜日のライブも行きませんでした。GW に考えたことです。私は自由に発言できない場所に住めないんですよ。最初に作った本も、サッカーサポーターがチームを応援しながら旅をする、その体験について自由に語ったものでした。その本のきっかけとなったロフトプラスワントークイベントもそうです。みんなが好きな対象について自由に話す。それは私の原点なんです。

 

でも現在、アイドルのライブについて自分の感想を語ることはできません。だから、ジャニーズのライブは行ってませんけど、もうハロプロも含めてアイドルのライブには行かないことにしました。自由に語れるようになったら、また。ほらね、こんなこと書いたら、一生行けない。

 

 

 

 

ツイートに戻ります。そう、ジャニーズの特殊性を私たちファンは面白いと感じてきた。それは反省しなければなりません。一方、批判する川崎さんは「日本がここまで腐った」のは、ジャニーズのせいだと言ってるんです。いくらなんでもそこまでの影響力はないと思うけど。これって、わざと突っ込まれる文章を書いてるんだろうか? パンク本の炎上マーケティング?  

 

 

 

 

法律を超えて、人の価値観までを裁くのは無理があると思います。暗い性的欲求を持っていても、行動に移していない場合は裁けない。私はジャニーズのタレントと握手したいと思ったことすらない。ファンに「共犯意識」はあっても「共犯者」として裁くのは行き過ぎだと思います。それに少年の無垢の輝きについては、ジャニーズ以前にも語られています。能楽を創造した世阿弥も書いています。まだ暗い欲望になる前の時代。前近代の話なので、そのような法律はありませんでした。

 

 

 

この「10」のブロックは、かなり飛躍がありませんか? 例えば、ベルベット・アンダーグラウンド『ヘロイン』を聴いて、薬物中毒の視線を共有しても「共犯者」にはならないでしょう。なるの?

 

 

ここまででやっと半分ですね。まだまだ続くので、これ以降はご自身で読みに行ってください。川崎さんは日本の大衆文化の隅々までに「ジャニーズ風」の美意識、価値観が蔓延していると言います。だとしたら、それは日本人の無意識が求めている何かだったのではないか?

 

例えば、日本とアメリカの関係です。ジャニー喜多川アメリカ生まれのアメリカ人です。Wiki を観ると、二重国籍となっていますが。ジャニーズのタレントに、深層意識でアメリカに支配される日本を投影している。そういう仮説も出せるかもしれません。私の書いた『SMAP 王の物語』では、SMAPの独立画策・謝罪会見を、アメリカに戦いを挑み、敗れ、メリー喜多川というアメリカに謝りSMAPは解散した、そんな表現だったと解説しています。

 

さらに言うと、ジャニーズの成功は、日本という極端な男性社会で、オヤジ被害により傷ついた人々が、中性的なジャニーズ・アイドルに走った結果かもしれない。だから、ロックやパンクなどのマッチョな価値観を押し付けるオヤジたちにも、責任の一端があるのでは? ないの?

 

 

 

先週のアルバムチャートです。1位は、LE SSERAFIM でした。2位は SEVENTEEN、3位は Stray Kids です。ありゃ、K-POP ばかりですね。他に、エド・シーラン、MOONCHILD、大西亜玖璃BRADIO坂本龍一渡辺美里ウインガーチャラン・ポ・ランタン眉村ちあき、Merm4id、デペッシュ・モード、ビービー・レクサ、などが登場しています。

 

 

https://www.billboard-japan.com/charts/detaila=hot_albums&year=2023&month=05&day=15