私は久しぶりのサンガスタジアムです。本日は武田選手が復帰しました。嬉しいですね。勝てない試合では、やはり武田選手の不在を感じてました。しかも最初でいきなり見せた。福岡戦と言えば、両チームがピッチ4分の1でひしめき合う、プレス合戦がいつもの光景。その集団戦を破ったのが武田選手のサイドチェンジでした。
右サイドでフリーでいた福田選手にロングパス。それをドリブルで持ち運びクロスまで福田選手は持って行く。でも精度に欠けるボールでした。狙い通りなんだから、ここは丁寧にやって欲しかった。ここで得点があれば、圧倒的に有利にゲームを運べるのだから。
そして10分後、好調ルキアン選手が怪我で交代。その直後の時間、原選手が決めた先制点も、武田選手のコーナーキックからでした。CK に至る過程を振り返りたい。京都の攻撃の中で福岡が激しくプレスをかけ、一旦はボールを奪取。しかし、そのボールに対して京都の選手が寄せる。相手が最終ラインに戻そうとしたボールが中途半端に転がります。左サイドバックの三竿選手が猛ダッシュ。ボールを奪い中央にいた松田選手にパス。
松田選手よく見えてました。相手4バックの外から狙っていた原選手にパス。フリーだ!大チャンス。しかし福岡DF がギリギリ寄せてコースを切り、コーナーキックになる。そして、武田選手が蹴った正確なCK を原選手がしっかりヘッドで決め、前節札幌戦に続き2ゴール目となりました。素晴らしい。
今日の京都サンガ、かなり強かった。24分にも追加点を取る。今度はアンカー金子選手が攻撃参加。右サイドからペナルティエリアに侵入した福田選手にサイドチェンジのパス。少し離れた中央で構える豊川選手にうまくヘッドでパス。豊川選手は前にいた相手を切り返しで外し、シュート。いいコースに蹴ったシュートでしたが、GK村上選手が手を伸ばし弾く。それを今度は松田選手がワンタッチでシュート。再びGK村上が脚で弾くも、浮いたボールを原選手がGK の位置をよく観て、ヘッドで押し込む。
24分で2−0。京都強い。だがここまでだった。アクシデント発生。36分、アピアタウィア選手が金森選手と接触。レッドカードには驚きました。そこまで酷いファウルには見えなかった。足裏が相手に入ったようです。入ってる? 退場となり京都は10人で戦います。豊川選手を下げて、センターバックにイヨハ選手を投入。
正直ここで試合は終わった。いや相手にやられる可能性はあるわけですが。ここから別の試合という感じ。
でも京都は福岡得意のサイドからの攻撃を、うまく封じてました。ひとりがコースを切り、センターバックの麻田選手、イヨハ選手が弾き返す、というような。紺野選手も、金森選手も、勢いよく入ってきましたけど、うまく対応できてた。60分には金森選手に代わって佐藤凌我選手が入ってきます。私も好きな選手です。彼が前プレをやってきたり、ウェリントンも裏抜けでチャンスを作ろうとしたりで揺さぶられ。そう、61分のは際どかった。
GK太田選手の無謀な飛び出し。でもオフサイドで難は逃れた。VAR 多い試合でしたね。とにかく基本的には福岡が攻め込んで、それを京都が防ぐという戦い。そうだ、曹貴裁監督が交代選手を使わないと思ってました。85分にやっと、攻守に活躍した松田選手に代わり、佐藤選手を投入。ここで3バックに。三竿選手が3バックの左、佐藤選手が左ウイングバックに。ほぼ5バックです。絶対に失点しない、そんな意志を感じました。
でも84分のピンチはやばかった。井手口選手が京都サンガ3バックの左脇に入ってきた前嶋選手に美しパス。ヘッドでうまく折り返したボールが中央で待つ山岸選手へ。完璧だった。しかし山岸選手のシュートは枠をとらえず。その後もいくつかのピンチがありましたが、全員で走っての2−0勝利。素晴らしかったです。次節、神戸戦。楽しみだな。