ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

映画『バービー』を観た。

 

 

映画終わった後に、若い男性2人組が「ああはいはい、本当に女性は尊いですね」と興奮気味に語ってました。この映画を観て怒る人が本当にいるんだよ!! 気持ち悪くてエスカレーターを早足で降りました。子供の国では、まだまだ人形の役割は大きいんです。でも笑う余裕もないって。ウィル・ファレルも出てるのに。

 

ニュージーランドにいる間、ずっと『バービー』観たかった。みんなの言い争いツイートなるべくスルーして。最近アメリカ映画で、過剰な作品が増えてる気がするんです。なぜなのか。トム・クルーズのは凄いと思いつつ、予告でお腹いっぱいになったけど、過剰な映画はできる限り観たいと思っています。

 

この映画も予告観て、絶対観ようと思いました。でもニュージーランドで観なくてよかったかな。日本語字幕でもニュアンスわからないセリフあったし。お父さんは何を喋ってたの? 存在感の薄さがケンだった。

 

NZウェリントンの花屋。

 

面白かったですよ。最後まで笑って観れました。でも人形が喋るとなると、必ず考えてしまうことがあります。映画『アネット』(2022年)もそうでした。バービー:アイドル、ケン:そのファン。アイドルにまつわる話として読み替えることが可能です。

 

 

「この映画のストーリーをハロプロで説明して」と言われたら、私はできますよ。て言うか、日本のアイドルや、アニメキャラクターのことも勉強してますよね。製作陣は。フランス人やアメリカ人が「人形」をテーマに作品を作っているのに、日本の私はどう向き合えばいいの? 映画のラストまでアイドルの話みたいだった。

 

この動画もすごいよ。質問を読まされてる高畑充希が演じてるのは、日本人形というジョークなのか? だったらすごいけどw

 

 

あとパンフレットのこと。テカってるし、グッズとしての価値は高いかもしれないけど、中身の文章酷くない? 凡庸で読む気がしないコラムとか。この映画だけではないけど。監督のインタビューも月並みなことしか聞いてない。監督はマテル社に依頼されてこの映画を撮ったの? よくわからない。読者バカにしてると、そのうち誰も観なくなるよ。テレビみたいに。