１月17日付 CD シングルBEST ５。

先日、八代亜紀さんの訃報をここに書きました。その後には冠二郎さん、小金沢昇司さん、エスパー伊東さんも亡くなられて。

私の Spotify のリスト『アイドル楽曲派宣言12』に、冠さんと八代亜紀さんの楽曲を入れました。昭和の演歌には「男は」とか「男なら」という言葉がよく登場します。中には『わたし祈ってます』みたいに、いまの価値観で考えるなら、絶対にアウトな歌詞も登場するのです。特に２番の出だし。

　🎵 あなたはちっとも悪くはないのよ

　　　女のわたしがわがままでした〜

脳みそ揺さぶる衝撃の１行です。詳しい状況は分かりませんが、女であることで、私が悪いとなる。そんな歌詞です。驚きますよね。でもこれ実際 1975年に年間26位の大ヒット曲です（上の動画）。それ以降、ずっと人気歌手に歌われてきました。八代亜紀さんは聡明な女性ですから、寂しい男を慰めるために歌うのが私の仕事と思われていたことでしょう。しかし現在もこのような価値観で生きてる人々がおられます。政治家の方々です。

普通は現実世界で、離婚されたり、娘に嫌われたりしながら、価値観を修正して行くわけですが、政治の世界ではこのような価値観は大事に保存されています。福岡県宮若市では「女性は子供３人産んで初めて一人前」などと、老害まるだしの言葉を繰り出す人物が市長です。それを聞いた宮若市の女性たちは「女の私がわがままでした」と謝罪するのでしょうか？　選挙行こうよ。