日本のように豊かな国であれば、マイナス成長にならなければ問題はないのでしょう。しかし、ベトナムのようなこれからの国だと、7%の成長ではダメなようです。「7%もあったら充分でしょう。ゆっくりと成長するのでもいいんじゃない?」と思うのですが。たしかに、まだまだ貧しい人がいる以上、成長は必要なことかも知れません。
下にベトナムの成長を疎外している要因が書かれています。PCI の汚職事件もそうですが、ベトナム政府が「もう、そういう時代じゃないんだ」というメッセージをだしているように思えます。多少の痛みをともなっても、汚職の一掃をするつもりなのでしょう。頑張ってもらいたいと思います。
◉ ベトナム、2009年のGDP伸び率は7─7.5%の見通し
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-32158320080609
『ベトナム政府は9日、2009年の国内総生産(GDP)伸び率は7─7.5%の見通しと発表した』
◉09年ベトナム発展報告書 経済発展の遅れを指摘(ベトナム投資ニュース)
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20081211-1454.html
『世界銀行の評価によると、ベトナムの競争力は178カ国中 2007年:104位、2008年:91位、2009年:92位と下位グループに位置している。(中略)国際透明性機関の評価によると、ベトナムの社会的透明性は10点満点の評価で 2007年:2.6点、2008年:2.7点にしか達していない。この二つの数字は、汚職等が一掃させていない状況によるものであろう。(中略)経済専門家の考えによると、ベトナム政府が公的な行政手続を改善することにより、年間13兆ドン〜30兆ドン(8億ドル〜13億ドル)の節減が可能だとする。(中略)世界銀行の専門家は、報告書の中で「ベトナムが旧ソ連のような状況に陥るか、モーリシャスの様な経済発展を遂げるか」との問題を提起している。そして、「経済発展の可能性は見出せるが、その成果は、今後のベトナム政府の経済対策に委ねられている」と結んでいる』
12月11日(木)
◎ハノイ株式市場 101.88 +1.63(1.63%)
売買高614万7728株/売買代金1307億900万ドン
2営業日ぶりに反発。上昇銘柄数は65、下落銘柄数は67。
◎ホーチミン株式市場 288.93 +2.08(0.73%) *VN-index
売買高769万6890株/売買代金1868億2400万ドン
2営業日ぶりに反発。上昇銘柄数は92、下落銘柄数は53。海外投資家は引き続き買い越し。
主な上昇銘柄は、BMPビンミンプラスティック、DHGハウザン製薬、FPT、IMPイメックスファーム医薬品、SJSソンダ工業団地、SSIサイゴン証券、STBサコムバンク、VICビンコム、VNMビナミルク、などでした。
◉ベトナム株情報
http://www.viet-kabu.com/news_d/finance/081211050615.html